≫全国448校の頂点を目指す
全日本高校女子サッカー選手権は
いよいよ大詰めです。
決勝は1月10日。
既に多くの夢が涙とともに散りました。
そんななでしこの蕾たちの物語。
まずは、中村憲剛大好き女子高校生。
5回目の選手権出場、岩手県・専修
大学北上高校。
3年生、千田琴美さんの
アンケートから
ある強い思いが伝わってきました。
それは…
好きな選手は中村憲剛。
他の項目も中村選手のことばかり。
元日本代表の中村憲剛選手。
Jリーグ546試合に出場し、83ゴール。
2016年にはMVPにも
選ばれた名選手です。
昨シーズン現役を引退。
川崎フロンターレ一筋、18年間のプロ生活を終えました。
サプライズ出演を依頼すると
快く引き受けてくれた中村選手。
琴美さんにはアナウンサーとのリ
モートインタビューのみと
伝えています。
その様子を中村選手もこっそりモニタリング。
≫インタビューを終えた瞬間
サプライズ登場してもらいます。
≫夢は中村選手が在籍したフロン
ターレで働くこと。
そんな琴美さんにいよいよ
夢のサプライズプレゼント。
果たして反応は?
≫びっくりしすぎて、まさかの呼び捨て。
大好きな人を前に琴美さん大興奮。
≫大好きな中村選手に質問タイム…
のはずが。
≫大丈夫です、大丈夫です。
≫緊張しまくりの琴美さん。
振り絞った質問は?
≫憧れの人にアドバイスをもらっ
た琴美さん。
迎えた選手権。
応援してくれる人のために戦う
最後の冬が始まります。
ベスト4以上を目標とする専大北上。
1回戦の相手は過去3回の優勝を
誇る格上、日ノ本学園です。
琴美さんはベンチスタート。
仲間の戦いを見守ります。
前半21分、日ノ本学園・古鍛治さ
んに決められ、
先制を許してしまいます。
その3分後、反撃に出る専大北上。
伊藤さんのループシュート。
しかし、ここは惜しくもオフサイド
ベンチにいる琴美さんは
ウォーミングアップを始めました。
後半は日ノ本学園のゴールラッシ
ュで苦しい展開となります。
そして終了間際、琴美さんが初めて
選手権のピッチへ。
残り時間はあと僅かですが、
中村選手からもらった言葉を胸に秘め
応援してくれる人のために…
最後までひたむきにボールを追いかけました。
1回戦で敗れ、高校最後の冬が
幕を閉じた琴美さん。
試合後に語ってくれたのは中村選
手への感謝の思い。
≫大好きな人の言葉を胸に
琴美さんは、これからも夢を追い続けます。
≫ここからは第1試合のハイライ
ト。
先に会場に入ったのは岡山の作陽。
熱血・池田監督と共に決戦の舞台へ足を踏み入れます。
その10分後、大阪の大商学園も会
場へ到着。
高まる緊張感を胸に
戦いの時を待ちます。
≫作陽の熱血指揮官、池田監督。
選手と正面から向き合い続けて10年目。
今年は新型コロナの影響でチーム
が集まれない時期もありました。
それでもリモートで対話を重ねた
ことで
監督と選手の距離は縮まり
より団結力も増したといいます。
こうした逆境を一緒に乗り越えて
きたからこそ、
選手たちはもちろん、
監督も喜びを爆発させます。
チーム一丸となり3年ぶりの決勝
へ。
対するは、大阪府・大商学園。
体をしなやかに素早く動かすユニークなダンスが
試合前のルーティーンです。
選手権でもダンスのようにしなやかなプレーを見せ
並み居る強豪を次々と