次回も…。(一同)「ブレイクッ!」。しようね。
5年1組。
最近ちょっとぼくも ふくめてなんですけど…
(一同)はい!
渡邉先生は 最近クラスで聞かれる「ある言葉」を気にかけていました。
「あいつ 変じゃね?」。
(みなみちゃん)<今回は「あいつ 変じゃね?」という言葉から→
悪口をなくすヒントを考えるよ!>
(ノックアウトくん)高橋さんは 自分の周りで…
そうですね
ふつうに学生時代→
まあ わたしだと
中学生ぐらいですけど→
「あの子 ちょっと変じゃない?」とか…
いう言葉っていうのは→
うん… けっこう みんな
つかってたかもしれないですね。
どうして先生は 「あいつ 変じゃね?」に
注目したのかな?
みんなが その子にたいして
変だっていうふうに なってしまう→
危険性がある言葉だとは思うので。
なるほど。
5年1組では→
「あいつ 変じゃね?」に関する授業が行われたよ。はい。
まず みんなで ある動画を見ました。
最初の前半に…
どんなことを「変」と言われ
いじめられるようになったのか→
みんなは 書き出していきました。
病気や障がい 性別なども「変」の理由になるんだね。
でも これって…
(渡邉)だれを基準に置くかによってちがってくる。
う~ん… だれが
どうやって 決めているか?
やっぱり自分基準で
自分と答えが ちがうから→
自分と考えが ちがうから
自分と見た目が ちがうから。
「自分はこうだ」っていうカメラで
見てしまっているっていうところを→
ちゃんと大前提に考えなければ
いけないですよね。
やっぱり人は 自分とちがって
当たり前なんだっていう→
当たり前なのに… ちがうな。
「自分と意見 ちがうんだ。だから変なんだ。 こいつ変だ」。
「あいつ 変じゃね?」っていう→
シールを はられた人は…「変じゃね?」っていう→
「変なんだ」っていうシールをはられた人は
やっぱ とても つらいですよね。
うん…。
それが いじめに つながってしまう?
だれかが言って そのシールがはられて
見せられたときに→
「あっ そうだね。 変だよね」って→
同調する人が出てきてしまったりとか。
じゃ となりの人が同調するなら→
自分は 変だと思ってないけど→
合わせていかなきゃ いけないんだとか→
やっぱり その「変」っていうシールは→
なかなか はがれないっていうことを
ちゃんと わかっていないと→
いけないかなとは思いますね。
そうだね。
そういう「シール」を友達に
はってしまわないために→
どうすればいいか 子どもたちも考えたよ。
人から「変」と言われかねない特徴が自分にはないのか→
さがしてみようというんです。
(渡邉)よかったな。ぼくもうれしいよ なんだか。
だれにでもある…
クラスが始まって8か月。
今なら理解し合えると
先生は 考えていました。
子どもたちの感想です。
「みんなが悩みを打ち明けてくれたから無知ではなくなった」。
「自分の『変』だけでなく 人の『変』も
うけいれられるようにしたい」。
自分の中の「変」。 うん。
みんな 変な部分は ありますよね。
そこを ちゃんとこう
自分の言葉でね 話すっていうのは→
大変だったかもしれないですけども
勇気を出して言って。
そういうふうに考えてたんだなって
いうふうに わかると よりいっそう→
「あっ あの子は 自分のこういうことが
言われたら 嫌なんだな」っていう…。
やっぱり おたがいを知るっていうのは
すごく だいじなことですよね。
自分の「変」を知ると
悪口は なくなっていくかなぁ?
たぶん今まで もしかしたら自分には
「自分は変じゃない」。
…って思ったものが
自分の「変」と見つめ合ったときに→
「あれ? 同じじゃないか」。
自分の中にも 人とちがった→
「ちょっと変」っていう部分が