今回、それを前倒しする方針を
固めました。
前倒しの時期については
関係者によると
来週中は厳しいのではないかとの
声も上がっている
ということです。
小松≫ここからは
緊急事態宣言で
本当に感染者は
減っていくのかどうなのか。
日本医科大学
北村義浩特任教授に
お話を聞いていきます。
北村さんよろしくお願いします。
東京都では２日連続で
２０００人を超える
新規陽性者が出ました。
そこでこちらをご覧いただきたいんですが
東京都内の杉並区から
ある要望書が出されました。
新型コロナウイルス
感染症対策に関する
緊急要望について、杉並区長。
田中区長の名前で出ています。
小池百合子都知事宛てです。
赤い線のところに着目すると
陽性判定を受けた軽症者
中等症者については
判定からホテル療養までに要する
時間が
５日以上かかっていますと。
こちらのグラフをご覧いただきます。
東京都の入院・療養等調整中。
陽性が判明したあとに
病院、あるいはホテル療養という
行き先の決まっていない
調整中という方が
昨日は、４７５９人と
どんどん増えているのが
分かります。
再び要望書をご覧いただきます。
その下のもう１つの赤線のところです。
医療機器とマンパワーが
有限である以上、今後
現場の限界を超える患者が
医療機関に押し寄せた場合
このままでは現場の医師に
生命の選択を
強いることになりますと。
国・都が協力してトリアージガイドライン
いわば患者の命の
優先順位をつけることも含めて
策定しなければ
もう間に合いませんという
区長の訴えとなっています。
北村先生、この医療の現状の異例ともいえる要望を
どんなふうにご覧になりますか？
北村≫医療機関が賄える適切な医療を
提供できるような数をすでに
超えているということですね。
例えば、新幹線なんかに例えれば
予約席が、もういっぱいで今後は立ち席になるか
あるいは予約待ち
キャンセル待ちを
期待するという状態ですね。
小松≫区長が言うほどの状況ということは
お分かりいただけたと思います。
今後、緊急事態宣言で感染者が減っていくかどうか
番組でも以前にお伝えしました
グーグルのＡＩ・人工知能による感染者予測というものです。
ちなみに、昨日は
このＡＩは１８５４人を
事前に予測していましたが
結果は２４４７人それを超える感染者数でした。
今後、来週１４日に
ＡＩによれば
４８０６人というピークを迎えて
東京都では、そのあと
緩やかに減少に転じていくという
感じになっていまして
来月の８日に
とりあえず緊急事態宣言は
終了しますが
１日時点で予測は１０８９人と。
ちなみに、このＡＩ予測には
今回の緊急事態宣言というのは
反映されていません。
ということでこの予測を北村先生に
伺いたいんですが
もともと減っていくという予想をこのＡＩは
立てているということですが
これはどうご覧になりますか？
北村≫この予測の
もとになっているのは
今月になってからは
人の流れが穏やかになる。
つまり１２月は
忘年会やクリスマス
あるいは年末の、いわゆる