2019/06/08(土) 01:10〜01:40 SONGS「椎名林檎」[字][再]

何だろう 鶏と蛇と豚。なぞなぞ ですか?
(スタッフの笑い声)
大体 そういうことなんですよこういうのって 結構。
ザザン!
「むさぼり」、「いかり」、「おろかさ」の3種類の煩悩。 えぇ!
(スタッフ)実は これ
椎名林檎さんの曲のタイトルなんですよ。
あぁ そうなんだ。 椎名林檎さんと聞くと
何か なるほどって 気がいたしますな。
「いかり」… 大概 怒ってますよ 私。
空港で テイクアウトしようと思って頼んだ海鮮丼を…。
椎名林檎が 5年ぶりに「SONGS」に登場。
煩悩を描いたアルバムから最新曲を パフォーマンスする。
新しい時代が幕を開けた日本。
簡単に情報を発信・共有できる 今の世の中を→
椎名は
どう捉えているのだろうか?
日記に したためた思いから
そのエッセンスに迫る。
こんな貧しいことを言う人がいるのが
悲しいってこともあるし→
愛って 知性にしか宿らないなって
思ったりして。
人生の刹那を描く 椎名林檎。
成熟した今だからこそ届けたい言葉と音楽を奏でる。
今回 ふだんから書いている日記を
自ら読んでもらい→
椎名の頭の中を のぞいてみた。
浮かび上がってきたのは誰しもが考える 普遍的な言葉。
「え~ これ 私レジに持っていくの?」とか


SNSで 言って下さってると→
しめしめって思う反面 やっぱり毎回
ごめんねって語りかけてしまいますよね。
(スタッフ)ごめんねって 気持ちもある…?
あります。
あるけど そこ乗り越えて
「こっちに来てください」って思います。
だから 自分の商売だったら
例えば その美醜→
ブスか いや 結構 美人なんじゃない?
みたいなところに→
議題に対する材料にはなるまい
ということとか→
すごく いろいろ気にしてて
オシャレしちゃうと→
オシャレっていう柱で音楽を作ってるって
勘違いされたら とんでもないから→
とにかく
そういうものを 全部引き算して→
いつも 凶器持ってるみたいな
アー写に なっちゃって→
どうしちゃったんだろう…。
とりあえず そのかわいいとか かわいくないって→
言われないようにするっていうことは
達成してたと思うんですけど→
ものものしかったですよね。
「3つの煩悩」これは どうして 今回そのテーマでっていうふうに思われたんですか?
我々が持っていて どうしようもない
取扱注意な そういう持ちものを描く。
捨てたくなったり 固辞してしまったり


持て余したりという模様を書くのが→
自分の役割だと思ってたので→
「煩悩との つきあい方について私 書きました」って二十歳で言ってたら→
多分 生意気に聞こえちゃって→
聴きたくもないわって思われちゃったんじゃないかなとか→
40ぐらいになれば それを描くにしても
何を描くにしても→
許して頂けるんじゃないか という感じで。
♪♪~
19歳 衝撃的なデビューだった。
高い音楽性と文学的な歌詞 斬新なビジュアルで一躍 時代の寵児となった。
♪♪~
結婚 出産を経て迎えた20周年。
音楽家として 母として
そして 一人の人間として→
この時代に 何を感じているのだろう。
♪♪~
毎回 苦しくなるような→
あと ちょっとで救えたでしょう→
命についての お話ばっかりで→
ヤフーに挙げられるニュースだからコメントする人が いっぱいいて→
そういう意見を読むのが
記事だけじゃなくて→
世論って どうなんだろうっていうのを
見るのが→
自分の仕事の一つ
一段階目だと思ってて。
こんな指先で打った言葉とかで
傷つけることもできるし→
恐らく それで「もう 生きていけない」って

思わせちゃうことも簡単じゃないですか。
匿名の本音を見て 深く傷ついたり
すごい大笑いしたり→
いろいろ するわけですもんね。
そこに付いてる「いいね」っていうかその数も見ます?
見る見る。 だから これが 今
まかり通ってるっていうか→
一番 支持を得てしまう意見なんだって。
だから 信じられないって思うこともよくあるし 反対のこともある。
でも 一番 見なきゃいけない