体長3mを超す
巨大な動物です。
長い牙が 一見 怖そうですが→
実は と~っても芸達者なんですよ。
その本来の生息地は…→
取材班は 荒れ狂う海を進み→
700頭ものセイウチが
大集結する島を発見。
そして ここで…
現れたのは地上最大の肉食動物 ホッキョクグマ。
セイウチの天敵です。
セイウチ対ホッキョクグマ。
今日は 巨大生物同士が繰り広げる
地上最大の攻防に→
♪♪~
カナダ北部 北極圏に位置するバフィン島です。
私たちが訪れたのは夏。
両者の対決の瞬間を撮影するには→
ここから さらに沖合の島を
目指さなければなりません。
1か月にも及ぶ
長い旅の始まりです。
まずは セイウチが 子育てのために
大集結する島を目指します。
しばらくすると 目の前に
大きな氷山が現れました。
辺りに
たくさん浮かんでいます。
衝突したら一大事。
慎重に船を進めます。
最初に見つけたのは…
実はホッキョクグマは 夏の間→
極限の空腹状態に陥ります。
ホッキョクグマの主な獲物は→
氷の上で体を休める アザラシです。
でも 夏に…
だから おなかペコペコ。
十分な栄養をとれず痩せ細っていくんです。
そんなホッキョクグマにとって
子育てのため大集結するセイウチは→
厳しい夏を生き抜くため
セイウチを探し求めて歩き回ります。
それから数日後のことでした。
あっ 水面に大きな生きものが現れました。
特徴は この大きな牙。
セイウチが大集結する島へたどりつけるはずです。
出発から11日目。
突然 海が荒れ始めました。
うわ~! うわ~!
ボートは母船から かなり離れた場所まで流されていました。
この海域は
複数の海流がぶつかり合うため→
さらにトラブルは続きます。
海に落ちたロープが船のスクリューに絡まってしまいました。
このままでは
船を動かすことができません。
そこで
なんと一人の船員が 海に潜り→
ナイフでロープを
切断することになりました。
大丈夫でしょうか?
作戦成功!
これまで見たこともないような
セイウチの大群です。
一直線になって
どこかへ向かっているようです。
群れが進んでいる方向を確認すると…。
ついに見つけました!
その数 およそ700頭!
私たちは この島をじっくりと観察することにしました。
あ 小さな子どもがいます。
この島にいるのは ほとんどが子どもと そのお母さんでした。
メスは1回の出産で1頭だけ子どもを産み
付きっきりで面倒を見るんです。
1頭のセイウチが崖を登っています。
あっ 寝ていたセイウチを踏んづけてしまいました。
こうしたことがきっかけで
ケンカになるんです。
牙を見せつけ 相手を威嚇。
それで勝負がつかない場合はつつき合いです。
互いに相手の首もとを狙って
牙を振り下ろします。
いや~ 激しいですね。
ケンカがエスカレートすると深い傷を負うものも少なくありません。
それでもわざわざ大集結して暮らすのには
ある事情があります。
セイウチの群れがいます。
そこから200mほどの距離にホッキョクグマが現れました。
一歩一歩
ゆっくりと忍び寄るホッキョクグマ。
距離は わずか20m。
ホッキョクグマは立ち止まってセイウチの様子を確認します。
その時です。
セイウチが一斉に逃げ出しました!
まだ気付いていなかったセイウチも
逃げる仲間の姿を見て→
次々と海へ飛び込みます。
そして 2頭が逃げ出すのを見て他のものも動きました。
実はセイウチは
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