2019/08/28(水) 23:20〜23:35 ニュースきょう一日 九州で記録的大雨 佐賀で浸水被害 川氾濫の理由は[字]

こんばんは。
おやすみ前の15分
ニュースきょう一日です。
活発な前線の影響で
記録的な大雨となっている九州北部。
厳重な警戒が必要です。
佐賀県ではけさ早く100ミリを超える猛烈な雨を観測するなど
佐賀県と福岡県、長崎県に
大雨の特別警報を発表しました。
九州北部などでは再び発達した
雨雲がかかり始め
長崎の壱岐空港で
49ミリの激しい雨が降りました。
また午後9時までの1時間には
島根県が出雲市に設置した
激しい雨を観測しました。
この48時間の雨量は佐賀市で420ミリを超えて
平年の8月1か月分の
2倍以上に達する
記録的な大雨となっています。
佐賀県と福岡県、長崎県
それに青森県では
土砂災害の危険性が非常に高まり
福岡県と山口県では
氾濫の危険性が非常に高い
氾濫危険水位を超えている川が
あります。
各地の被害の全容は
わかっていませんが
孤立状態の施設も。


こちら病院の玄関先も
多くの車が
水につかっています。
この病院では油がまじった
雨水が流れ込み
建物の1階が
水につかりました。
入院患者らは2階と3階に
避難してけが人は
いないということです。
電気やガス、水道は
通常どおり使える状態で
食料も確保
できているということです。
大雨の影響で死者が出ました。
佐賀県武雄市では
水に流された車の中から
男性が心肺停止の状態で見つかり
その後、死亡しました。
福岡県八女市では84歳の男性が
車から助け出されたあとに行方が
分からなくなり
現場近くで心肺停止の状態で
見つかりましたが
その後死亡しました。
このほか1人が意識不明。
1人と連絡が
取れなくなっています。
車が完全に
止まってしまっています。


佐賀県や福岡県などでは
車の立往生や水没などによる
救援要請が
午後5時までに
450件余りに上りました。
多くが冠水した道路を走行中に
エンジンに水が入り
動けなくなったということです。
今回川の氾濫などの被害が相次いだことについて専門家は。
また別の専門家は
有明海の満潮の時間帯が重なり
小規模な川や用水路にたまった
水の排水が間に合わなかった
ことで
被害が広がった可能性もあると
指摘します。
では今後の雨の見通しなど
気象予報士の平井さんに
伝えてもらいます。
九州北部ではこれから朝にかけて
再び雨が強まるおそれが出てきました。
雨の予想を見ていきましょう。
玄界灘からのこのような雨雲が南に下がって
再び線状降水帯が
発生する予想です。
長崎県や佐賀県福岡県に
線状降水帯がかかって
この線状降水帯のもとでは
非常に激しい雨が数時間続いて
大雨のおそれがあります。

満潮の時刻を見ていきましょう。
あすの朝有明海も含めて
満潮の時刻となります。
大雨による川の増水と
満潮の時刻が重なりますので
今夜も2階以上の高い所で
避難してください。
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