５歳の女の子が
書き残していた言葉です。
虐待をはじめ 育児放棄や貧困など→
今も どこかで追い詰められている子どもたち。
保護者に育ててもらうことが難しい場合→
残されている道の一つが児童養護施設です。
さあ 始まりました。
ＹＯＵさん。どした？
お仕事のお時間です。
そう？ はい。
本日のお客様はですね…
…ということなんですけど。
以前 養子の時の ほら
ケイタ君 いたじゃないすか→
あの立派な。
いたいた。 立派な男の子。
立派な男子 ケイタ君が→
養子になるよりも施設に入る子どものほうが多いと言われて。
ああ でも そうだろうね。
それじゃ 取材してみようということで→
このチームが動いたそうでございます。
（玄関チャイム）
こんにちは～。
あっ。（２人）こんにちは。
ユウトです よろしくお願いします。
スポーツマンやん。
シンプルに今どきっぽい若者という感じで
ございますけれども。
ちなみに児童養護施設では 何歳から
何歳まで いらっしゃったんですか？
０歳から乳児院にいて ２歳から１８歳まで
児童養護施設で生活してました。
ほう～。
サラブレッドです。 アハハハ！
サラブレッドだ。 うん。
生まれてずっとなんで。
本日のゲスト ユウトさん。
両親と兄の４人家族ですが→
１６年間 児童養護施設で暮らしてきました。
子どもたちが施設に入る主な理由は→
虐待や貧困 両親との死別など。
児童相談所に保護され家に帰せないと判断されると→
入所することになります。
施設は 原則１８歳で出なければなりません。
ってことは じゃあ
親と暮らすってことは… ない？
会ったこともあるんですけど→
親と暮らしたことは一回もないです。あっ…。
えっ 兄弟ちゃんは？
おうちで。おうちにいるの？
僕が未熟児で生まれてきて 長期入院
することになったんです 病院に。
で ちょっと お父さんと
お母さんの関係もゴタゴタしてて→
お母さんが
病院に通えなくなってしまって→
で そのまま 病院に 置き去りみたいな
感じになってしまって→
で 病院側が ちょっと心配して→
児童相談所のほうに相談して→
このままやったら ちょっと
家に帰せないよねって判断して→
近くの乳児院に入って。
うんうんうん。
それから じゃあ お母さんとは？
４歳ぐらいの時に→
お母さんが面会っていう形で
僕がおった施設に顔出しに来て→
お母さん来たよって感じで
扉開けて出ていったら すごい金髪で→
モジャモジャパーマで
ほう！で 化粧も すごい濃くて→
「お前 何してんねん！」みたいな感じで
こう 声 張ってくるような→
なんか あの…
なんか ヤンキーみたいな 昔の。
ふだん接してる職員の女性の方って
すごいもう優しくて… 方が多いんで→
だからもうギャップですよね。 怖くてもう
ずっと走って逃げ回ってて 施設中を。
あ そう。
会いたくないっつって。
だって 面会って こう関係性を 何回も
重ねて 関係性をつくって つくって→
じゃあ 一緒に帰ろうかの…。
で おうちに帰ろうかみたいな。
そこがゴールですもんね。
で そういうふうに けっこう→
児童相談所も施設側も
働いてくれたんですけど→
会えば もう僕が泣くんで ず～っと
帰りたくないっつって。そうか～。
今 児童養護施設に入る理由で
最も多いのが 虐待。
施設で育った人たちに聞いてみました。
やだ～。
親子での話でしょ？ これが。
怖い怖い怖い怖い。
え～…。