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渡辺≫こんばんは。
12月26日、木曜日「スーパーJチャンネル」です。
天皇・皇后両陛下が
即位後初めて
被災地を訪問されました。
林≫台風19号などで甚大な被害を受けた
宮城県丸森町では
仮設住宅に避難する
被災者を見舞われました。
≫白と黒のタートルネックにジャケット姿の
天皇・皇后両陛下。
即位後初めてとなる被災地訪問。
天皇・皇后両陛下は
9時過ぎに赤坂御所を出発され
羽田空港から仙台空港へ
向かいました。
そして、仙台空港からは
自衛隊のヘリでの移動。
台風19号では
町の中心部が浸水し
土砂崩れなどで
10人の死者を出した
宮城県丸森町。
あいにくの雨模様となりましたが
沿道では
ひと目見ようと人だかりが。
≫両陛下は、雨の中
被害の大きかった
五福谷地区を視察。
同行した町長に当時の被害状況や
復興の状況などを
聞かれていました。
そして、66世帯126人が住む
花田応急仮設住宅を訪問。
被害状況や今の生活状況を聞き
ねぎらいの言葉をかけられました。
≫被災者の目線に合わせるため
皇后さまが腰を落とされて話す場面も。
災害対策にあたった
消防団員や自衛隊員からも
熱心に話を聞かれていました。
≫両陛下にお声をかけられた被災者は…。
≫両陛下は
このあと再びヘリに乗り
福島県に移動。
現在、堤防の決壊や
浸水被害のあった本宮市を
訪れています。
渡辺≫宮内庁担当
大山智由貴記者が
丸森町に今います。
中継でお伝えします。大山さん、お二人は
皇太子時代にも何度も東北3県を
訪問されているんですが
天皇・皇后に
おなりになってからは初めてと。
被災地の皆さんは
どのようにお二人をお出迎えになったんでしょうか。
大山≫まず、午前10時ごろから
被災者の皆さんは沿道に出てこられていました。
それから両陛下の
お見舞いのときに
印象的な場面があったので
紹介します。被災者の女性がお見舞いの場所で
握手をしてくださいと皇后さまに
握手を求めたんですが
皇后さまは手を握って
応えられたんです。そうすると
女性は恐れ多いと手を
引っ込めようとしたんですが
ぎゅっと皇后さまは手を握って
そのままお話を続けられていました。
そのあと陛下も手を握って
お元気でというように
お言葉をかけられていまして
被災地という
過酷な状況ではありますが
とても和やか雰囲気に包まれていました。
渡辺≫令和という時代を
お作りになる
お二人の被災地の訪問。
大山さん、感じるところは
ありましたか。
大山≫私も皇太子時代のお二人を
見ていて、それとはまた別に
天皇・皇后という立場で来ると
やはり、お声がけされるほうが
少し違った印象になるんですね。
もちろん先ほどの
和やかな雰囲気というものも
あったんですが
少し涙をぬぐっているような被災者の姿も
見受けられました。
林≫大山さん今年、令和を迎えたわけですが
これまで取材を続けてきて
両陛下が
即位されてからの
8か月間というのは
どんなふうに