2020/01/28(火) 04:00〜04:10 ニュース「大雪」関連

被災者の心のケアに奮闘した一人の精神科医がいました。
安といいます。
人間は 体とおんなじように心も傷つきます。
この震災で たくさんの人の心が
傷ついていることは確かです。
弱いって ええことやでぇ。
弱いから ほかの人の弱いとこが分かって助け合える。
主人公 安 和隆のモデルは→
神戸で精神科医として働いていた安 克昌さんです。
震災後の心のケアの実践に
道筋をつけたパイオニアでした。
ドラマは 事実に基づいた
オリジナルストーリーです。
物語は
主人公の少年時代から始まります。
僕な ほんまは安田ちゃうねん。
安っていう名前やねん。
在日韓国人や。
自分が何者なのか 自問自答する中で→
人の心の複雑さに気付き
精神科医を志しますが…。
よりによって 精神病院の先生とはな。
人間の心っていう複雑なものを→
なんとかして理解しようとするのが
精神科医やねん。
心なんかどうでもええ。
お前には がっかりしたわ ほんま。
すみません 前に名画座で。
「東京物語」。
同じ在日韓国人の終子と出会い


心を通わせていきます。
終子さん!
終子さんってきれいな ええ名前やと思います!
また明るくなる日も
あるんちゃうんかと思うてます。
さまざまな出会いを繰り返しながら
成長していく和隆。
いよいよ 憧れの人に会えるな。
永野教授いうて精神医学の偉い先生。
安な 高校時代から
その先生に ぞっこんやねん。
僅かな兆しを読み取る能力が たけている。
お父さん帰ってきはる前に片づけや。
世界の未来を左右する
大事な学問です。
世界の大舞台に立てる
立派な学者になるんやぞ。
深い葛藤を経て
和隆は ある決意をします。
永野先生。
人間の心が僕には何より大事で→
不思議で 興味深いものに思えるんです。
それだけで 精神科に進むのは間違いでしょうか。
それで いいんじゃないの。
君が どんな精神科医になるのか楽しみだ。
時がたち 精神科医となった和隆。
安といいます。安先生。安心の安です。
流れ作業みたいに診察して→
患者さんの回復するきっかけ見逃したくないんです。
そんな中 阪神・淡路大震災が起こります。


建物の下敷きになっている人たちを助けにも行かんと→
こうやって ただ座っているのが
苦しいんです。
生きてるだけでええ。
働く場所がなくなりましたからここで看護を。
人の心のことまで気にしてられへん。
人の心の傷を癒すのは医者やない。
医者にできるのは
回復しようとする人のそばに→
寄り添うことだけや。
居酒屋から世界が見える。
こちら 路地裏のビストロ。
肉… 肉… 肉のおしゃれフレンチを→
赤ワインで堪能!
名物店主の歌あり 踊りあり。
自由な雰囲気に圧倒されちゃいます。
裏通りに響く 歌声。
ちょっと入ってみましょうか。
♪♪~
♪♪~
歌っていたのは 店主のロバン。
テンション高めです。
ロバンいわく→
こちらが欲望を解き放っている
お客さんたちです。
ロバンいわく その2。
では バターをたっぷり のせまして。
名付けて…。
もはや どっちの味を楽しんでいるのか分かりません。
ロバンおすすめの欲望料理が

もう一つ 登場。
シャッキシャキの貝に
ニンニクとバジルたっぷりのソース。
食べているのは 画家の2人。
狙われてます。
しつこく狙われてます。
分け合うべきだと主張しています。
ちなみに ミュージシャンは
料理を注文していません。
おいしいものを分け合って 一件落着。