2020/12/06(日) 04:30〜05:00 イッピン・選「結んで 曲げて 華やかに!〜金沢の水引細工〜」[字]

♪♪~
この店で売られているのは→
お祝い事などに欠かせないそう 祝儀袋。
堀田さんの目を引いたのは
飾りヒモに用いられる水引。
色とりどりの飾りヒモを
組み合わせ作り出される世界は→
まるでアート。
実に立体的で華やか。
金沢で作られる水引細工が
今日のイッピンです。
金沢の水引細工は
時代に合わせて 軽やかに変化。
こちらは水引を取り入れた
和モダンな味わいのトレー。
和だけでなく洋にも合う
シンプルなデザイン。
祝儀袋に用いられる→
縁起のいい結びが使われています。
だから お祝いの贈り物としても
喜ばれるんだとか。
更に すてきなアクセサリーにも大変身。
若い女性の間で人気です。
今日は華麗に モダンに進化する→
金沢の水引細工の世界を探ります。
水引細工の産地
石川県金沢市。
現在 10人ほどの職人が
携わっています。
堀田さん あの水引のトレーを


作っている会社から→
リサーチ開始。
(堀田)こんにちは。
よろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
堀田 茜です。
廣瀬です。
廣瀬さんは
和の要素を盛り込んだ→
モダンな作品を
10年前から作っています。
これは水引でできた ランプシェード。
こちらは 水引で作った雪の玉。
それが いくつも連なって
空間を華やかに演出します。
廣瀬さんの作品の中で→
最も人気があるのが 水引のトレー。
ケーキにも和菓子にも合う
すっきりとしたデザインです。
毎日の生活が→
楽しくなるようにとの思いが込められた 水引トレー。
整然と等間隔に並ぶ模様。
まるで 一筆書きで 描いたよう。
どうやって
生み出すのでしょうか?
廣瀬さんが用意したのは
太さが1ミリの水引。
水引は絹糸と和紙でできています。
和紙をヒモ状によります。
それに石の粉などを混ぜた


のりを塗って強度を高めます。
そうして できたヒモを芯にして→
周りに赤や白など色のついた絹糸を巻いたものが→
水引です。
長さ90センチの水引を使って作業をスタート。
3本ずつ手に取り
結び合わせていきます。
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長く出ている水引を引っ張って→
結び目の形と大きさを整えます。
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(廣瀬)形を整えて
あわじ結びの出来上がりです。
これが
あわじ結びと呼ばれる結び方。
あわじ結びは両端を引っ張ると
強く結ばれて→
ほどけなくなります。
そのため縁起の良い結びといわれています。
同じ大きさの あわじ結びを
9個作って横に並べ→
次に隣り合った
水引の足と足とを→
あわじ結びで つないでいきます。
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輪に少しでも緩みが生じると→
結びの大きさも変わってしまいます。
隙間なく きっちりと丁寧に
結び目を作っていきます。
ここからが真骨頂。

廣瀬さん両端をあわじ結びでつないで→
輪っかを作ります。
次に隣り合った足と足とを→
あわじ結びで つないでいく作業を
繰り返していきます。
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同じ大きさの模様が一段一段互い違いに現れてきました。
この作業で廣瀬さんが
最も気を配っているのが リズム感。
リズムが ずれると 結びの形が