2020/12/06(日) 18:00〜18:30 猫のしっぽ カエルの手 2020「自然の味」[解][字]

♪♪~
10月 秋の気配に包まれる 京都・大原。
黄金色の稲穂が 山里に色づく季節の到来を教えてくれる。
今年は 猛暑で稲刈りが早まった。
僅かに残った稲が刈られていく。
秋は 山里に暮らす人にとっては
冬支度をする大切な時間。
ベニシアさんが暮らす古民家は
薪ストーブが冬の必需品。
そのために欠かせないのが
燃料となる薪だ。
ベニシアさんは 薪ストーブが大好き。
薪の燃える炎を見ていると時間を忘れるという。
大丈夫? 寒いの?
ううん まあ でも 大丈夫よ。
うん。
おかげで 夫の正さんは毎年 この時期になると薪の準備に大忙し。
やる人 今 少ないんちゃう?
ありがたいよ。
正 ありがたいよ。
おう。
9月か10月ぐらいになったら
薪ないかなあと思って→
何か気持ちが焦りますね。
山 歩いたらね木がいっぱい放置されてて。
枯れた木とかも いっぱいあるけども
昔は 多分 使ったと思うけど→
今 誰も使わないし
自分で こういうのを使ってたら→
何か 案外 環境を守るのに


つながるかなと思って→
そういう気持ちもあって
自分でやろうと思ってますね。
山里は 昔から
人が手を入れることで守られてきた。
正さんも できることからコツコツと。
薪は よく乾かしておく。
冬が来る前にやっておかなければならない
作業が もう一つ。
玄関前の藤棚。
フジのツルが成長してこうして 2階の壁まで達している。
なんと 窓の隙間をついて
家の中にまで入り込んでいた。
何か 今までで一番伸びた感じがするね。
何でやろ? 雨が多かったからかな。 梅雨。2階の部屋の中まで→
入ってくるっていうのは
そうないと思うんやけど。
家が覆われてしまったら大変。
屋根に上がって 正さんが せんていする。
うわっ! 危ない 剥がれる…。
うわっ… いっぱいね。
ツル性の植物は 生命力旺盛。
手入れを怠るとたちまち庭が荒れてしまう。
作業すること1時間。
これ あんまり…あんまり切り過ぎてもあかんのやろうな。
これ 大体こんなもんやろかな?
下から見て。
テラスが明るくなり
風通しも よくなった。
これで無事に冬を迎えられる。


ああ おいしい。うん。
今年の夏 ベニシアさんの暮らしに
ちょっとした変化があった。
寝室を2階から1階の居間に移したのだ。
目が見えにくいベニシアさんの安全を考え→
正さんがベッドを下ろしてきた。
少しでも楽しい気持ちで過ごせるように庭を見渡せる部屋が選ばれた。
≪ただいま~。
≪ただいま!
あっ 來愛ちゃん! みんな…。
元気?
息子の悠仁さんが
一家で遊びにやって来た。
はい こっち来て!
ああ~ かわいい!(笑い声)
よいしょ! おっ 重たいなった。
重たい!
いや~ いっぱい食べてるだろう?
いっぱい食べるな。
何が好きなん?
イチゴが好きやな。
イチゴが好き。 私もイチゴ 好き。
イチゴ 大好き。 ニーシにもらったイチゴすっごい おいしくて。
ああ そう!
來愛 そこから イチゴ 大好き。
さっき そこの外のピンクのお花。
ピンクのお花。
來愛 すごい気に入って。
それ見に行こうか。
それ見に行く?

ピンクの花?
後で見に行こうか。
もっと言ってあげな。こっちだよ!
ベニシアさん 孫の來愛ちゃんが来ると
途端に元気になる。
秋の庭 孫と一緒なら 更にうれしい。
さっきのお花 教えてあげて。クーちゃん これ教えてもらったら?
このお花 何って聞いて。
聞きないでよ。(笑い声)
もう全部 花の名前とか…。