2020/12/08(火) 16:35〜16:50 【連続テレビ小説】純情きらり(120)「来ぬ春を待ちわびて」[解][字]

♪♪~(テーマ曲)
♪♪~
(マサ)<母と呼んだ かねに死なれ「山長」を追われ→
全てを失って 茫然としていた
桜子に→
生きる力を再び与えたのは→
「音楽を続けろ」という冬吾の励ましでした。→
その冬吾が
東京に帰っていった翌日→
桜子は 恐ろしいニュースを
ラジオで 耳にします>
(ラジオ)「本3月10日
0時過ぎより 2時40分の間→
B29 約130機 主力をもって
帝都に来襲。 市街地を盲爆せり。→
右盲爆により 都内各所に
火災を生じたるも→
宮内庁主馬寮は…」。
<3月10日。10万人に及ぶ死者を出した→
未曽有の大空襲が
東京を襲ったのです>
(磯)桜ちゃん!
ラジオ 聞いたかん? 東京で大変な空襲が あっただって!
(徳治郎)笛子達は 大丈夫かん!?
(桜子)分からん。私 東京行ってくる!
1人で行くつもりかん?
どんな状況かも分からんのに…!
ほいだからこそ 行きたいの!
笛姉ちゃんや 杏ちゃん冬吾さんが どんな状況か→
自分の目で見て


一刻も早く 確かめんと!
和之は どうしとるかね?
それも行ってみんと 分からん。
ほうだね。 私も一緒に行くわ!
えっ?
桜ちゃん 荷造りしとって。
私 切符 買ってくるで。
おい! おい! 公用じゃないと→
なかなか 切符出してもらえんがな!ほいでも。
今 汽車は どえら 混んどるぞ。
私に いい考えがある。
こんにちは!
(野木山)若女将 元気だったかん?野木山さん お願いがあるだけど。
「公用で東京に行く」っちゅう
書類 作ってもらえんかん?
空襲に遭った家族の様子を
見に行きたいもんで。
そうかん…。
分かりました。なんとかしましょう。
(汽笛)
<その夜→
野木山が用意してくれた書類で
切符を手にした桜子と磯は→
殺人的な混雑の中
東京に向かったのです>
ごめんなさい! すいません。
叔母さん 叔母さん 大丈夫かん?
桜ちゃん!
ここに… ここに おるよ。
(汽笛)


(一同)あ~っ!
叔母さん 大丈夫かん?
はい! 桜ちゃん!
<東京は 壊滅的な打撃を
受けていました。→
その惨状は 桜子と磯の想像を
はるかに超えるものだったのです>
<マロニエ荘は
辛うじて 焼け残っていました>
ああ ここかん?
ああ… すいません。
ああ! 残っとったんだね!
笛姉ちゃん! 冬吾さん!八州治さん おるかん!?
2020/12/08(火) 16:35〜16:50
NHK総合1・東京
【連続テレビ小説】純情きらり(120)「来ぬ春を待ちわびて」[解][字]

昭和初期から戦中戦後、愛知県岡崎と東京を舞台に、有森桜子が時代に翻弄されながらも音楽への情熱を絶やさず生きる姿を描く。2006年放送の連続テレビ小説。

詳細情報
番組内容
野木山(徳井優)のはからいで、桜子(宮�アあおい)と磯(室井滋)は汽車のきっぷを手にし、急ぎ東京へ向かう。東京の一部は焼け野原となっていたが、2人は笛子(寺島しのぶ)たちが住むアパートや病院で働く杏子(井川遥)の無事を確認する。しかし、冬吾(西島秀俊)や磯の生き別れの息子・和之が行方不明に。桜子は捜索の末、焼け崩れた廃屋に埋もれた冬吾を発見。死を覚悟する冬吾に、一緒に生きようと訴える。
出演者
【出演】宮�アあおい,寺島しのぶ,西島秀俊,井川遥,徳井優,室井滋,八名信夫,【語り】竹下景子
原作・脚本
【脚本】浅野妙子,【原案】津島佑子
音楽
【音楽】大島ミチル


ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ