♪♪~
(村上舞衣子)
「初夜なるもの 夫婦の→
はぢめて迎ふる夜 あるひは→
はぢめて行ふ まぢわりを言ふ。→
床入りの正しき方は→
まづ 妻が床に入り→
これより はぢまりけることへ
思ひやりつつ 喜ばしく控へる。→
夫が
まぢわりを ほのめかしこば→
ささやかに同じ→
まぢわりに及ぶがよきことなり」…。
♪♪~
花里さん…。
いえ 晴海さん。
私… 何分経験がございませんので…→
ご指導のほど
よろしくお願いいたします。
(花里晴海)おいで。
♪♪~
(心の声)
≪私と晴海さんの出会いは→
3か月前
父から 突然 持ちかけられた→
見合い話でした≫
[外:516A7B4EB9DE2841903301997E881E9D] ピーポー ピーポー…(救急車のサイレン)
♪♪~
(崎田)いらっしゃいました。
盲腸?
(源一郎)なんか 朝からな→
ピリピリっていうか
痛みみたいなのは→
感じたんだけどな。
(崎田)舞衣子さん→
驚かせてしまって
申し訳ありません。→
薬で散らして
安静にしていれば 治るそうです。
あっ… な~んだ
もう よかった~。
(源一郎)ところで 舞衣子→
見合いしてみないか?えっ?
えっ なんで いきなり?
(源一郎)んん…。
今日 お父さんな
意識 失ってく瞬間に→
ああ 俺は このまま死ぬんだな
と思ったんだ。
今回は
たまたま 意識が戻ったけど→
もし あのまま死んでたら→
舞衣子は独りぼっちになっちゃう。
でも お父さん 結婚なんか
一生しなくていいって→
言ってたじゃない。
今までだって…。
あれは お前が 交際 申し込まれて
ここに連れてきた連中が→
ろくでもないヤツ
ばっかりだったからだろうな。
なんだ 会っていきなり
「僕に 投資してみませんか」。
あと ほら 鼻ピだか へそピだか→
体中に いろんなもん くっつけて。まあ 私に→
見る目がない
っていうのもあるけど…。
(源一郎)うちの取引先の
化粧品メーカーの営業で→
お父さんが
今 いちばん気に入っている男だ。
(崎田)あっ
舞衣子さん 申し訳ありません。→
まだ 正式なものが
届いておりませんので→
こちらの画像しかございませんが。
ええ~?ブレてて よく分かんないけど→
私より年上?
44歳でございます。
えっ…。
ちなみに バツイチでございます。
44で バツイチ…。
そんな 条件に惑わされてたら→
いつまでたっても
結婚なんかできんぞ。
惑わされてないよ。 ただ
あんなに厳しかったお父さんが→
どうして そんなに
この人のこと薦めるのか→
気になって。
気になるんだったら→
自分の目で
確かめればいいだろ。→
で 気に入らなかったら
断っちゃえばいい。
≪結婚… まったく考えたことが
なかったわけじゃないけど→
今まで 縁が なさすぎて
全然 ピンとこない≫
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