2020/12/20(日) 06:45〜06:50 Nスペ5min.「パンデミック 激動の世界(5)米中対立」[字]











新型コロナウイルスが世界で猛威を振るう今→
2つの大国の対立が
激しさを増しています。
アメリカ そして中国です。
感染拡大の責任を巡り 非難し合う両国。
その対立は 国際秩序を
さまざまな形で揺さぶっています。
東アジアでは
安全保障を巡る緊張が高まっています。
対立の象徴的な舞台となっているのが
地政学的に重要なバルカン半島です。
中国は
医療物資不足に直面したセルビアに→
感染症の専門家チームなどを派遣する
いわゆる マスク外交を展開。
これに対し アメリカは
セルビアと経済協力の合意を取り交わし→
巻き返しを図りました。
実は 米中対立の背景にあるのが世界の覇権争い。
中でも その勝負を左右する→
次世代のテクノロジーを巡る争いが先鋭化しています。
5G技術で 世界をリードする
中国の通信機器大手 ファーウェイ。
セルビアとも 結び付きが強く
新たな開発センターを建設しています。
中国の勢いを削ぎたいアメリカ。
セルビアとの合意文書に→
「信頼できない供給業者が提供する
5G機器の使用禁止」を盛り込みました。
専門家は こうした


先端技術を巡る対立が→
新たな冷戦につながると警告しています。
米中の対立は 世界の課題であるパンデミックへの対応にも→
暗い影を落としています。
パンデミックの終息に重要なのがワクチンが 世界に行き渡ること。
しかし 米中は
独自のワクチン開発で競い合い→
一方 世界各国は ワクチンを
少しでも確保しようとして→
争奪戦が起きています。
こうした中 立ち上がったのが国の枠を超え→
パンデミック終息を目指すネットワーク
COVAXファシリティです。
参加を表明した国と地域は 現在180以上。
ワクチン開発に投資し 各国への公平なワクチン配布を目指しています。
かつて世界は 人類の脅威といわれた→
天然痘の撲滅を成し遂げたことがありました。
その決め手となったのが
冷戦下で 軍拡競争を繰り広げた→
アメリカとソビエトが
協力し合ったことです。
天然痘根絶計画に関わっていた
アウバ・アマラルさん。
国際的な連携を
もう一度見たいと願っています。
パンデミックを前に
国際社会は再び協力し合えるのか。
米中の関係に 世界が注目しています。
2020/12/20(日) 06:45〜06:50
NHK総合1・東京
Nスペ5min.「パンデミック 激動の世界(5)米中対立」[字]

NHKスペシャルの魅力を5分間に凝縮した「Nスペ5min.」。今回は『パンデミック 激動の世界(5)コロナ禍 米中 新たな“冷戦”』のダイジェストをご紹介する。

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番組内容
NHKスペシャルの魅力を5分間に凝縮した「Nスペ5min.」。今回は『パンデミック 激動の世界(5)コロナ禍 米中 新たな“冷戦”』のダイジェストをご紹介する。


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