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多くの謎と宝物を秘めた国
古代エジプト。
その長い歴史の中でも→
特に秘密のベールに包まれているのが→
女王 クレオパトラです。
ユリウス・カエサルとマルクス・アントニウスに愛された→
古代エジプト 最後の王。
しかし その実像を語る痕跡はほとんど残っていません。
今 その状況が
変わろうとしています。
一人の型破りな研究者が→
古代の神殿で新たな発見をしたためです。
(マルティネス)クレオパトラのために
命を懸ける覚悟はないの?
すでに さまざまなものが
発掘されています。
蛇は いないでしょうね…。
謎めいた通路。
死者のための町。
(イクラム)すばらしい墓地ですね。これを見て すごいわ。
クレオパトラに関する従来のイメージが
次々と覆されていきます。
彼女は母親 妻 女王 女神
その全てでした。
更に 長い間 隠されてきた
地下の部屋が発見されます。
あれは
誰かが意図的に隠したものです。
古代エジプトの大いなる謎。
女王 クレオパトラが眠る場所をついに発見したのかもしれません。
岩盤が
大きく切り出されています。→
見たかぎりでは
墓に通じる縦穴だと考えられます。
≪女神 クレオパトラよ
あなたには全てが許されている。
死後2,000年を経て
なお 人々を魅了する伝説の女王。
クレオパトラはエジプトの歴史における
重要人物ですが→
専ら波乱万丈のメロドラマを演じた
女王として語り継がれています。
私たちが思い描く
クレオパトラのイメージは→
ハリウッド映画などによって
形づくられたものです。
(ノーントン)実際の歴史とは
違う虚像です。
しかし クレオパトラの
実像を知るための手がかりは→
ほとんど残されていません。
中でも最大の謎は埋葬された場所です。
(ノーントン)死んだ時期や
遺体が どうなったのかなど→
彼女の最期については
分からない事だらけです。
しかし 今 クレオパトラの物語に→
予想もしなかったところから光が当てられようとしています。
キャサリン・マルティネスは→
ドミニカ共和国の刑事弁護士ですが→
この20年間 クレオパトラの謎解きに
情熱を傾けてきました。
私は弁護士として
経験を積んできました。
ですから クレオパトラの謎も
一つの事件のように捉えています。
クレオパトラへの情熱が→
抑えきれなくなったマルティネスは→
エジプトのアレクサンドリアに向かいます。
アレクサンドリアはかつてクレオパトラの都でしたが→
当時の町は
1,000年以上前に海に沈みました。
1996年 海中から
クレオパトラの宮殿が発見されたため→
多くの考古学者は彼女の墓も→
海の底にあるはずだと考えています。
しかし
マルティネスの考えは全く違いました。
紀元前31年。
クレオパトラと夫のマルクス・アントニウスの率いる軍勢は→
アクティウムでローマ軍に敗北。
エジプトに逃げた2人は自殺します。
クレオパトラの自殺は 自らの遺体が
敵であるローマ軍に→
渡らないようにするためだったと
マルティネスは考えています。
クレオパトラの最期について
研究するうちに→
これは遺体を神殿に埋葬する
宗教的行為だったかもしれない。
だとすれば 彼女の墓も→
神殿の中で見つかるはずだ。そう思いました。
戦略家だったクレオパトラは
ローマ人の目の届かない→
神殿の地下に
自らの遺体を埋葬させたのだと→
マルティネスは考えています。
古文書の研究をした後→
彼女は墓の候補地として