起きろ!≫(工場員) えっ 何?
<彼らは夜中
寝ているところをたたき起こされ→
訳の分からぬまま
壁の建設現場に引っ張り出されたという>
そして…
。
そう書いてありました
。
<もちろん
一般庶民は→
こんな計画のことなど
全く知らず→
いつもの週末を過ごしていた>
<その一人が彼女…>
(モニカ
の声)友人が住んでいたので→
電車で時々
行っていたんです。
<そして
そのパーティーも終わろうかという…>
(
秒を刻む音)
<ついに…>
<まずは さまざまな場所に隠してあった資材を運び出す>
<次は地面をならし→
その上にコンクリートの柱を立てる>
<そこに
有刺鉄線を張り巡らし→
乗り越えられない壁を作るのだ>
<ちなみに西ベルリンを一周させる→
155km分の有刺鉄線は
重さ 実に300t>
<そんな膨大な量の鉄線を…>
<実は 物資の豊富な…>
<蓄えていたものだった>
<そして 午前1時を回った頃→
ロイター記者
アダムのオフィスの電話が鳴った>
(アダム
の声)…と 通報があったんです。
慌てて行ってみると
そこに…。
その時…
。
…と
愕然としました。
<その頃
東ベルリンでのパーティーが終わったモニカは→
西ベルリンの自宅に帰るため
電車に揺られていた>
(モニカ
の声) …というアナウンスが流れたんです。
一体
何だろう?と思ったら→
駅に
マシンガンを持った兵士がいて→
本当に怖かったのを覚えています
。
<不安に駆られながらも…>
<そして午前3時 やっと彼女は→
西ベルリンの国境に
到着したのだが…>
<そんな彼女が出合った…>
<東ベルリンから歩いて西ベルリンに向かったモニカ>
<だが
国境に到着すると…>
(モニカ
の声) でも その時…。
(モニカ
の声) …って有刺鉄線を広げてくれたんです。
<ロイター記者のアダムは
自宅に戻ると…>
(アダム
の声) …と告げたんです。
そして
大急ぎでその大ニュースを記事にすると→
ロンドン本社へ送りました
。
<そうして…>
<予定通り…>
(イングリッド
の声) 街には すごい数の兵士が並んでいたんです。
…って分かりました
。
<一方
運良く国境を越えることができたモニカは→
朝8時になって
ようやく自宅にたどり着いた>
…って怒られました
。
そこで…
。
(モニカ
の声) 今度は…。
…って褒めてくれました
。
<だが
そんなラッキーな人はそう いない>
<壁が出来た後…>