Tシャツ3枚 おばあちゃんにね買ったんですよ。
(スタッフ)これで おいくらでした?
お値段的には?
国内外に4店舗を展開。
ショーイチの年商は今や12億円に上ります。
余った服をどうするか?
新しい動きに迫ります。
海外に販路を求めた男。
しかし そこで見たものは…。
更に とんでもない光景が。
一方 あのビームス。
眠った在庫品が大変身。
リーズナブルな価格で さまざまな種類の服を買うことができる[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
ユニクロなどのファストファッション。
その台頭で国内の衣類の供給量は増えています。
1990年には1年間に
20億点でしたが[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
2016年には37億点。
実に2倍近くになりました。
その一方で捨てられる服も
大量に出ています。
中には はやりに合わなくなった
からなどという理由で[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
店舗に並ぶことなく
捨てられるものもあります。
年間に国内で廃棄される
衣類の量は[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
重さにして 100万トンに上る
といわれています。
100万トンと聞いても ちょっと
イメージが湧きづらいかもしれません。
例えば この男性用のワイシャツで
換算してみます。
これ1枚で250g程度ですから[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
100万トンというと実に40億着にもなるんです。
ちなみに世界中の男性の数は
およそ37億人。
子どもからお年寄りまで世界中の
すべての男性に配っても[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
3億着も余ってしまう。
そんなに大量の衣類が 日本で[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
しかも1年間に
捨てられているのです。
「ガイアの夜明け」今回は
捨てられていた服に[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
ビジネスチャンスを見いだした
企業の挑戦を追いました。
江戸時代から続く繊維の街で[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
関連企業が軒を並べています。
その1つ[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
自社で企画・生産した服を[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
ブランドを持つ企業に卸しています。
並んでいるのは 今年の秋冬物。
一押しは このジャケットです。
事前にあえて多めに作るのは業界の常識だといいます。
ところが会社の倉庫に行くと[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
段ボールの山が。
去年の秋冬物が
まだ残っていました。
もう普通の販路では
さばけない商品です。
そこに1人の男性が
やってきました。
先ほどの余った服を手に取ります。
一目見て…。
更に 他の余った服も。
この男性 その名も[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
あるベンチャー企業の社長です。
その会社は大阪にある ウィファブリック。
運営しているのが
1年前にスタートした[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
スマセルというインターネット上のサービスです。
スマセルのページに並ぶのは企業が持つ余った服。
これを買いたいという企業と
マッチングする法人向けのサイトです。
例えば これはイタリア製のコート。
2年前のモデルです。
デザインやサイズが違う数十枚が[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
3万円から6万円台で出品されました。
ページをよく見ると 条件が。
このコートは一括購入のみ。
こちらは
商品が安く売られていることを→
大勢に知られたくないのか→
チラシやインターネットでの販売を禁止しています。
このように 売り手は
余った服をスマセルに出品する際→
条件を設定することができます。
買い手のなかで→
その条件でもよい
という企業があれば→
取引が成立。
スマセルは 取引金額の20%を→
手数料として受け取ります。
先ほどのコートを出品したのは神戸の輸入ブランド品の販売業者。
社長のグルラジャニさんは→
売れ残った3%ほどをスマセルに出しています。
コートは 出品から2週間足らずで
買い手が見つかりました。
中古ブランド品の販売で 最大手です。