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2018/07/26(木) 01:00〜01:50 NHKスペシャル「“ともに、生きる” 障害者殺傷事件 2年の記録」[字][再]


付き添います。
特に意識して見るのは
目の動きです。
智子さんは何に関心があるのか

時間をかけて 探っていきます。
重度の障害者を
心失者と決めつけた植松被告。
現場では 丁寧に その意思を
くみ取る日々が続いていました。
事件当時 やまゆり園で


生活していた平野和己さんも→
新たな支援を受け始めています。
事件の前は言葉は少し話せるものの→
行動からは意思が見えにくいと
されてきました。
険しい表情で行き来したり→
突然 人をたたいたりする事もありました。
昼食の時 職員は→
和己さんの障害のある特性に気付きました。
箸は 弁当の上をさまよい
何も つまもうとしません。
軽く手を添えると ごはんを
口に運ぶ事ができました。
職員は
同じ動作を繰り返してしまう→
障害の特性ではないかと
考えました。
食べたいという意思はあるものの
それが障害によって妨げられ→
助けがないと
食べ物を口に運べないのです。
和己さんの障害の特性を踏まえて
支援が始まりました。
和己さんが お風呂の順番を
待っていた時の事です。
行ってらっしゃい!
洗面所 洗面所。
洗面所? 洗面所?
洗面所。
しかし 風呂場の手前で

引き返してしまいます。
事件の前は こうした行動が続き→
入浴しない事もあったといいます。
同じ行動を繰り返す
障害の特性によって→
お風呂に入りたいという意思が
妨げられているのではないか。
行こう 行こう 行こう…。
行くよ。 はい 行くよ。
大丈夫 大丈夫 大丈夫…。
職員が後押しし ようやくお風呂に入る事ができました。
支援が始まって
3か月がたちました。
この日
近くのカフェに出かけました。
智子さん
39歳の誕生会が開かれました。
う~ん…。
フフフ…。
見てるね。
どれが いいだろうね?
ここら辺 見てる。
智子さんが ビーフシチューを見ている事に 職員が気付き→
注文しました。
ごめんね。
あっ 見てた?
見てて 覚えたんだ。すごい 智子さん。
つけた方がおいしいって
分かったね。
やっぱ 分かってたんですかね

今のね。
これ つけた方がいいって。
ねっ? フフフ。
3か月前は 目の前の飲み物に→
手を伸ばそうとしなかった智子さん。
あっ すごい。 切ろうとしてる。
あっ すごい すごい すごい!
見えづらくても
確かにある意思。
ともに探る模索が続いています。
ちょっと手伝うね。
あ~ おいしい! おいしい~!
やった~!
事件から2年。
障害者や支える人たちにはさまざまな変化が生まれています。
その一方 NHKのサイトに
寄せられた声からは→
今なお 事件が突きつけた問いに
戸惑う社会が かいま見えます。
そうした中 植松被告は
今月出版された本に手記を寄せ→
更に 自らの主張を
広めようとしています。
社会は 事件と
どう向き合っていけばいいのか。
さまざまな人たちが
共生する社会を→
きれい事だと
片づけてしまわない事が→
大事だといいます。


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ikatako117

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ikatako117