ずれるかなと、ちょっとまず、
一つは熱を加えると。
>>熱、
一回やってみたんですけど。
でも、とりあえず、
あっためただけ?
>>温めただけです。>>ここに空気がたまってる、空
気を温めて、ちょっと空気の力で
押すという、シャルルの法則って
いうのを使ってみましょうか。
>>シャルルの法則。
シャルルの法則とは、
空気の体積が温度が1度上がるとおよそ273分の1膨張するとい
うもの。
凹んだピンポン玉をお湯につけると元に戻るのもそのため。
中の空気が温められて膨張し、潰
れた部分を押し返しているんです。
この原理を利用してマドラーの中
の空気をドライヤーで温め、
膨張する力でビーズを押し出そう
というのです。
空気の膨張率を北野先生に計算し
てもらうと。
>>だから、
大体5ミリ、5ミリ、
5ミリ角ぐらいの体積の空気だけ
が、こっちへきゅっと押すという
ことになると思います。
その空気の力でちょっと頑張ってみましょうか。
ちょっとドライヤーで頑張ります。
ガラスは熱伝導が悪いんで、中に伝わるのがなかなかなんですよ。
>>遅いんだ。
熱湯に入れるんじゃなくて、
ドライヤーっていうのは?
>>ここに、
ピンポイントにぬくめたかったの
と、
熱湯に入れると盾にしないとだめ
なので動かしにくいということで
すね。
かなり熱くなってきましたね。
中の空気も結構熱くなってると思
うんですけれども。
>>さらに熱し続けること1分、
マドラー内の空気もかなり膨張したはず。
果たしてビーズの詰まりは取れる
のでしょうか。
無理かぁ。
>>ちょっと無理ですね。シャル
ルはだめですね。
>>シャルルの法則だめ?
>>だめですね。
>>シャルルの法則をもってしても、
ビーズの詰まりは取ることができ
ませんでした。
となると、お次は。
>>中に力を加える方法、
振動を与えていくということ。
>>振動?
>>この細かいものが、
強震するような細かい振動を与えるもの。
>>共振する?
電動歯ブラシを使って振動を与える作戦。ご覧のようにビーズに振
動を与えると、左右に細かく動き、
近くのビーズが共鳴して動いてく
れるのではないかというもの。
果たして。
振動は伝わっているんですよね?
>>中のビーズがずーっとこちら側のビーズは動いてますね。
>>ほかのビーズは動いている?
>>ということはこの子たちも、
細かく揺れるはずですよね。
>>ぎゅっと詰まって、
もう、
動くかな。
>>ぎゅーっと固く。
詰まってますね。>>果たして、
ビーズの詰まりは取れるのでしょ
うか。
うわー、
本当にきっちり詰まってるもんね。えー、無理ですか?
>>どうしましょうね。
ーほかの方法考えよう。ね?
先生、すみません。
>>どうもありがとうございます。>>ありがとうございます。
>>科学の力では解決できず。
なんとか別の方法を探るしかありません。
さあ、
探しました。こちらでございます。
平田製作所。
ほらほら、
ここに、
硝子って書いてます。>>本当ですね、ガラス。
>>そうなんです、
ガラス関係のお仕事されているので、ここにお願いしようかと思い
ます。
行きましょう。
こちらは耐熱ガラスなどを製作し
ている平田製作所。
ガラスのスペシャリストたちなら、