マドラーに詰まったビーズをなんとかしてくれるはず。
まずは平田社長にマドラーを見て
もらいます。
>>結構これ、
古いっていうか、結構、
使いはってるんちゃいます?
>>もう30年とか40年の世界ですよね。
>>結局、ガラスもね、長いこと
使ってるとね、見えない傷が入っ
ている場合がある。
>>これ、
傷が入っているんですか、分から
ないね、われわれには。
>>それでね、
ちょっと普通に火かけるだけでもね、
ばちんと割れる可能性があるんで。
>>えー!
そのちっちゃな傷を境に、割れち
ゃう?
>>可能性もあるんですよね。
>>どうも、会長?ということは?
>>私が社長で息子です。
>>だからパパ?
>>そうです。
>>パパ?
>>これ、いけるわ。
>>えっ?
会長、なんと頼もしい。
さすがお父さん、会長の頼もしい
おことば。
早速、この道55年のベテランガ
ラス職人、
大阪市長が認定するものづくりの達人でもある、片山明さんに見て
いただきます。
どうでしょうかね。
>>僕の考えはね、
ここから落としてもうて。
>>まずこの丸いほうを落とす?
>>切ってもうて、ほんで、一応まあ、針金の細いやつで、
ぐーっと突いてみて、
ほんで一回出してみて、そのままで使えんのやったら、もう一回入
れ直して、
ほんでやれたらなとは。>>なんと、
大胆にもマドラーの端を切って、
詰まっているビーズを針金で取り
出し、スムーズに動くようにして、
再びガラスで閉じるというもの。そうすれば、
姿や形を一切変えずに思い出のマ
ドラーがよみがえるというのです。
お願いします。
なんと片山さん、
いとも簡単にマドラーの端を切り
落としました。
続いて針金で詰まったビーズを取
り除きます。
>>落ち込めば落ち込むほど、
奥の所が重なってもうて。>>だいぶ頑固やねぇ。
>>ブロックみたいになってまう
から。
>>針金で何度もつっつきますが、
詰まったビーズが思った以上にく
っついて、なかなか取り除くこと
ができません。
これ、ちなみにこっちもカットし
て、ビーズだけ出して、針金で、
詰まっているのも出して、また両
方、こっちは丸く、
こっちはボール状、
これはできる?>>いけると思う。
>>短くはなるけど、
この材質を一番残すのはもうそれしかない。
>>両方切って、
反対から押し出すしかない。>>こっちもカットしましょう。
ちょっと短くなるかもしれません
が、マドラーの反対の端をも切っ
て、両端から攻めることに。
と、そのとき。
>>いった。
>>出てきた。
>>なんとか、なんとかビーズの
救出ができた、ビーズの救出はで
きた。
取れた、取れた。
>>くっついたやつないですね。
>>どれがくっついてたんか分か
らんけど。
>>離れたんちゃう?
今、突いたから。
>>取れましたわ。ということは、もう一回入れて、
先っちょを丸く塞げるということ
ですか?
>>そしたらいけるということで
すか?
あっ、これかなりいいほうじゃな
いですか?
>>いいですね。
>>いいほうですね。
>>最小限で済んでます。
>>ダメージ最小限ですね。
なんと、反対側の端を切る寸前で、