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2018/08/06(月) 22:00〜22:45 NHKスペシャル「広島 残された問い〜被爆二世たちの戦後〜」[字]

爆心地近くで被爆した母と→
戦後 その母から生まれた娘。
今年 娘は母の被爆直後の詳細な記録を→
初めて手にしました。
放射線は被爆者から生まれた→
自分たち子どもの世代にも
影響するのか。
60代で亡くなった母の年齢に
近づくにつれ→
不安を募らせています。
アメリカは広島に原子爆弾を投下。
強烈な熱線と爆風→
放射線が人々を襲いました。
その年だけで 14万人が
亡くなったとされています。
一般の人々に向けて
初めて使われた核兵器。
生き残った人たちに 放射線は
どのような影響を及ぼすのか。
アメリカは
強い関心を持っていました。
更に被爆者だけでなく
その子どもも追跡調査。
助産師たちを通じて
広島で生まれた→
ほぼ全ての新生児の情報を
入手していました。
直接 被爆していないにも
かかわらず→
調査対象にされた二世たち。


私 被爆二世なんよ。
は? それって うつらんのんか?
いわれのない差別や偏見にも直面しました。
しかし 今なお
被爆の遺伝的影響は→
明らかになっていません。
健康への不安を拭えない二世の人たちは→
去年 初めて国を提訴。
「遺伝的影響を完全に否定できないならば→
対策を講じるべきだ」と
求めています。
今 最新の解析技術を使って→
遺伝的影響を明らかにする取り組みも→
始まろうとしています。
原爆放射線は 世代を超えて影響をもたらすのか。
被爆地 広島に残された問いと
向き合う人々の記録です。
(勢以子)原爆ドーム。
被爆して73年…。
ボランティアで 広島 平和公園の
ガイドを続けています。
上野さんは
原爆投下の12年後に生まれた→
いわゆる 被爆二世です。
母は爆心地の近くで被爆しました。
しかし
どのような体験をしたのか→
詳しく語る事はありませんでした。
上野さんの母 和子さん。
被爆したのは 12歳の時でした。


近くにいた多くの人が亡くなる中で→
奇跡的に大きなけがもなく
助かりました。
22年前に 64歳で亡くなった母。
晩年は心筋梗塞を繰り返していました。
自分も その年齢に近づいた今→
苦しむ母の姿がよぎるといいます。
人類が初めて経験した
核兵器による惨劇。
あの日を生き抜いた人々の命をも
時間をかけて奪っていきました。
平和公園の片隅に建つ
原爆の子の像。
モデルとなった
佐々木禎子さんは→
2歳の時に被爆しました。
大きなけがも やけどもなく元気に過ごしていましたが→
突然 白血病を発症。
12歳で亡くなりました。
被爆から
10年がたっていました。
更に
被爆から25年が過ぎた頃からは→
被爆者たちに
がんが多発するようになります。
いつ襲われるともしれない
放射線の恐怖。
上野さんの母 和子さんも
30年近く→
ある調査機関の検査を

受け続けていました。
和子さんを調査していたのは…
戦後 アメリカが被爆地に設置した調査機関です。
原爆投下から間もない1947年→
ABCCは 広島で被爆者たちの調査を開始しました。
一人一人が
どこで どのように被爆したのか。
そして 年月とともに
どのような影響が現れるのか。
10万人近い被爆者を選び出し→

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ikatako117

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