君と なれ合うつもりはない。
（桂）長州が幕府に攻められた折→
我が藩が君に救われた事は聞いちょる。
その礼は言う。
では。
お待ち下さい。
やめとけ 吉之助さぁ。
幕府は 長州に
再び兵を向けるに違いなか。
そんなら長州は
迷う事なく受けて立つじゃろう。
桂殿。
おいは 長州と手を組みたいと思っております。
おいは 幕府はもう→
潰さんにゃならんち思っちょいもす。
何じゃと？
そのためには→
まず いがみ合っている
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩と長州が手を組む。
そうすれば 今の幕府に
あきれ返っている諸藩が集まり→
幕府にあらがう大きな力を
作る事ができる。西郷君。
誰が そねな言葉を信じると思う？
信じられるはずがなかろう！
天子様から お許しを頂けると
君を信じちょったのに…。
禁門の戦は起こってしもうた。
どんだけ…どんだけ同志の命が奪われたか。
我らが
どんだけ苦渋を味おうてきたか！
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]賊なんぞ
死んでも手を組めるか。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]賊ち？
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩も長州に無用な恩を売るつもりなど→
これっぽっちもなか。
はっきり言うて→
おいも長州は好かん。
一蔵どん。
フッ。 天子様 天子様ち→
長州の天子様への思いはまるで…。
まるで 何じゃ？
つれない女子に男が思いを寄せるようなもんじゃ。
あちらは
毛嫌いされていらっしゃる。
やめんか 一蔵どん。
許せん。
桂殿！
おはんまでないをしちょっとじゃ！
（岩倉）はいはい はいはい
そこまで。
はいはい お開き！ もう帰って。
帰って！ もう。
あんた 大騒ぎして あんた
長州の桂さんやて分かったら→
あかんやろ あんた。 あんたも
そんなもん はよしまい！→
そんな物騒なもん
こんな所で出されたら困るわ。
あんたの話は 聞かしてもろた。
あんたの考えは こうやろ。→
朝廷と幕府を切り離し
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩と長州が手を組んで→
幕府の政を一切奪い取る。
それしか今の日本は変えられん。異国から守れんち おいは…。
そんな事
無理に決まっちょっどが。
吉之助さぁのやってる事は
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩を孤立させるだけじゃ。
分からんで。 サイコロの目は
どっちに転がるか。
岩倉様。
勝ち方 知りたかったら ほれ。
おいは帰る。
さいなら。
あ～っ ちょっと待て。
この男は あんた 置いといて。
なんぼほど すったか 博打で。
あんさんだけは 帰ってええ。
さいなら。
西郷吉之助！
お庭方を命じる。
＜京で我が物顔に振る舞う慶喜を江戸に戻すため→
２人の老中がやって来ました＞
（松平伯耆守）おっ 何をなさいます！？
（阿部豊後守）公方様からの
御命令にございますぞ。
やかましい！
俺を江戸へ呼び戻し代わりの者を京へよこすだと？
（豊後守）さようにございます。
（伯耆守）一橋様には 江戸へ戻り→
しばし 骨を休めて頂きたいと。
つまらぬ御託を並べるな！
俺が天子様のおそばにいるのが
気に食わねえんだろ？
俺が恐ろしいんだろ？
公方様の御命令だろうが聞けねえな。
俺が京にいるのは
天子様のお望みである。
フランス渡りのサボンって