やはりタイブレークとなった
8日目の済美と星稜の試合は、
壮絶でした。
済美は、
8回に
一挙8点を上げて逆転。
延長タイブレークの
13回は、矢野選手が
史上初の
逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち、
3時間近くの熱戦に
終止符を打ちました。
最後まで諦めない
姿勢は、
今大会の全ての試合に
発揮され、心を打たれました。
金足農業の選手の皆さん、
準優勝、
おめでとうございます。
秋田大会から
1人でマウンドを守る
吉田投手を
他の選手が守り立てる姿は、
目標に向かって
全員が一丸となる高校野球の
お手本のようなチームでした。
第1回大会は、
秋田中学が
準優勝しました。
第100回記念大会も
秋田のチームが
準優勝。
歴史のめぐり合わせを見た思いがします。
大阪桐蔭の
選手の皆さん、
優勝、
本当におめでとうございます。
長い歴史の中でも
初めてとなる2度目の
春夏連覇をなし遂げた実力は、
目を見張るものでした。
4番を打つ
藤原選手を中心として、
打線は、皆、
長打力を秘め、柿木選手、
横川選手、根尾選手の
投手陣も
群を抜いた力を発揮しました。
まさに
勝つべくして勝った、
見事な優勝でした。
今、
アルファベットの
3つのHが
頭をよぎります。ヒーロー、
選手の皆さんが
主役になって、
ハンドレッド、
大きな節目の100回大会を盛り上げてくれました。
ヒストリー、
新しい歴史が誕生しました。
伝統芸能の
能で有名な
世阿弥に
という言葉があります。どのようなステージに上り詰めても、自
分は常に未熟であることを自覚し、精進
しなさいと
説くものです。
どうぞ、あすからも
新たな目標に向かって、
自己研さんに
努めてください。
来年は
皆さんが築いた物語は、
今後も続いていきます。
選手の皆さん、
本当に
ありがとう。
大会会長、
渡辺雅隆朝日新聞社社長から、
優勝旗が贈られます。
優勝校、
大阪桐蔭高校。
最強のチームの最高のキャプテン。
中川卓也が
新しくなった
深紅の大優勝旗を手にします。
仲間からは
理想のキャプテンと言われ、
監督からも
全幅の信頼をされていますが、
それでも優勝を決めた後、みんながいた
から、
ここに立っている、
キャプテンは泣いて、その後、笑いました。
優勝楯が贈られます。
チームの副キャプテン、
根尾昂です。
下級生のときから
この甲子園で活躍。