きっかけだった。＞
あのさ…。
ＡＳＫＡ？ 何ですか？
いや どうやら…
ああ。 クスリ。
＜ この時は 中村も
あまり 意に介していなかった。＞
＜ しかし ２か月後。＞
あれ？
＜突然のキャンセル。
その理由も ＡＳＫＡの病だった。＞
≪ちょっと 調べてみるか。≫
＜妙な違和感を覚えた中村は→
ＡＳＫＡの周辺を調査。＞
＜諦めかけていた中村だったが→
情報提供者の口から
意外な言葉が飛び込んできた。＞
何か…
ええっ ほんとですか？
＜初めてつかんだ糸口。＞
＜ その情報をもとに→
更に裏社会に詳しい人物
Ａ氏を訪ねると…。＞
はっ。
ええっ？
＜ＡＳＫＡが薬物に手を染めている。＞
＜ そんな確信めいた情報を得たものの→
その後
どれだけ周辺を調べても→
それを裏付ける証拠は
何も出てこなかった。＞
＜証拠がないまま世に出て→
それが訴訟にでもなれば大問題。＞
＜週刊誌記者としては
記事にできる状態ではなかった。＞
ここまで来たのに。
[外:A65F8C124C5BD0AAB1115323BB9EDDD8]
＜ そんな時
粘り強い調査が実を結んだのか→
耳を疑う情報が飛び込んできた。＞
もしもし。
ほんとですか？
＜…が存在するというのだ。＞
＜ まさかの展開に気持ちが
高ぶった その直後だった。＞
やられた。
＜ なんと！＞
≪まずい。≫
＜スクープを先に出される事に焦りを覚えた中村は→
死に物狂いで
ビデオの情報を集めた。＞
＜ たどりついたのは…。＞
よくわかったね。
＜裏社会に詳しい人物
Ａ氏との再会だった。＞
＜Ａ氏から
実際にビデオを見せてもらうと→
そこには
ＡＳＫＡが薬物を吸引する姿が→
はっきりと映っていた。＞
＜動かぬ証拠を手にした中村は…＞
こりゃ すごいぞ 竜ちゃん。
さすがだ！
＜ こうして…＞
＜逮捕されていない人物の薬物疑惑を→
実名で報道するという→
前代未聞の記事。＞
＜日本中に激震が走った。＞
＜ すると すぐさまＡＳＫＡサイドは記事に反応し→
その内容を否定。＞
＜記事を書いた中村に→
面会を申し入れてきたのだった。＞
「無菌状態」？
知ってます？
アンナカ… ですか。
＜ＡＳＫＡは堂々と
白い粉の正体に関して→
否定をしたという。＞
＜ しかし その半年後…＞
＜結果 スクープは
真実であった事が→
証明されたのだった。＞
＜ それが日本中を震撼させた「週刊文春」の…＞
さあ だから 記事にするまでは
こういった事があったという。
まあ 一部ですけれども
ＶＴＲにしました。
友人からのタレコミが始まりだと。
ライブを急遽キャンセルする。
そうですね。 そこでまあ
記者の経験 長いですから→
直感みたいなの 働くんですよね。
で いろんな人脈 １０００人以上聞きました。 いろいろ。
その中の１つに
ある飲食店経営者が…
と教えてくれたんですか？
そうですね。 実際に→
ご本人の自伝が
あるんですけど。
そこには 幼少期から