ん？ こいは心当たりがある顔じゃのう。
んにゃ！ 断じて おいにはおらん。
（満寿）おいには？
おいには… ですか？
は？ んにゃ…。
まあまあ！ 奥方様も飲まんかえ。
ほら 吉二郎さん。
ほれほれ…。
（熊吉）飲んでくいやんせ。
（吉二郎）ささっ 満寿さぁ。
（満寿）頂きもす。
あ～っ…。
西郷さん ほんでわしは 何をしたらえいろう？
まさか まっこと
怪我の養生のためだけに→
わしを[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩まで
連れてきた訳じゃないろう。
さすが坂本さぁじゃ。
お見通しでごわしたか。
商いの話なら
いつでも相談に乗るぜよ。
う～ん…。
実は今度 [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に→
エゲレスの公使 パークス殿を
お迎えすっこつになってのう。
（久光）これより ひとつきの後
ハリー・パークスが[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩を訪れる。
万全の備えをして
迎え入れっとじゃ。
（一同）はっ！
エゲレスのミニストルかえ。
ああ。 今 幕府には
フランスが近寄っちょっ。
エゲレスとフランスは→
どっちが日本を食い物にできるか競い合うちゅう。
そのエゲレスを[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩のために
動かそうと思うがか？
そりゃあ 一筋縄ではいかんぜよ。
[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は かつてエゲレスと戦をした。
じゃっどん 今は
エゲレスも[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩の力を認め→
興味を持ち始めちょっ。
エゲレス公使を[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に招く事を考えついたがは…→
おまんじゃろ？ 西郷さん。
（笑い声）
危ない橋を渡るのう。
承知の上じゃ。
ほんで？
坂本さぁにはパークス殿をもてなすための→
知恵を貸してもらえんかち
思っちょっ。
お安い御用ぜよ。
≪（吉之助と龍馬の話し声）
＜一方 京に残った一蔵は→
大坂城へと呼び出されておりました。→
幕府が ついに長州再征伐のため
諸藩に出兵命令を出したのです＞
此度の長州征伐出兵の御命令→
我ら[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩は思うところがございますゆえ→
お断り申し上げまする。
（板倉勝静）大久保殿 何を申される！
幕命に背かれるとは
許されませんぞ！
そもそも この戦には大義がない！
一度 征伐した長州を→
何故 いま一度
攻めなければならぬのです。
大義なき命を受けなければならぬ
いわれは 全くございません！
命令は聞けぬとの事です。
（慶喜）随分と言ってくれるではないか 大久保。
＜将軍 家茂は 突然 病に倒れ→
幕府は その事を厳重に隠しておりました。→
長州征伐への士気に
関わるからです＞
長州は 必ずや征伐する。
あとは [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩だ。
＜程なく 幕府１０万の軍勢が
長州へと進軍を開始したのです＞
（赤ちゃんの泣き声）
（雪篷）こいがエゲレス公使をもてなす酒か。
坂本さぁが戻られんこつには
こいが ないで→
どいが ないか さっぱい分からん。
そうですか。
（龍馬）それはシャンペンじゃ！
坂本さぁ！
そっちがビール。
で それはシェリー酒じゃき。
坂本さぁの御同志が
先ほど届けてくれもした。
（龍馬）おう。
そん御方は？おおっ。 あ～っ。
ただいま。 あ～ しんど。
（熊吉）お龍さぁ！
日当山温泉から塩浸温泉→
霧島の温泉を巡っておかげで手の傷も→
すっかり ようなったぜよ。
さようか。
ないごて男のお姿を？