岩倉様。
まろの命…→
お前らに預けたるわ。
あいがとうございもす。
あいがとうございもす。
♪♪「よいじゃないか
ええじゃないか」
♪♪「ええじゃないか」か。
♪♪「よいじゃないかええじゃないか ええじゃないか」
(笑い声)
民草も喜んでるわ。
♪♪「よいじゃないか
ええじゃないか ええじゃないか」
♪♪~
(慶喜)[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩が そこまで…。
下がれ。
はっ。
<そして 突然…
慶応3年10月13日。→
京にいる 10万石以上の重臣が
二条城に召集されたのです>
(慶喜)面を上げよ。
一同に伝えおく。 心して聞け。
余は 畏れ多くも天子様に→
家康公以来260年お預かりしてきた→
政の大権を
返上願い奉る所存である。
(慶喜)これより 天下の政は→
天子様の下朝廷と諸藩が手を取り合い→
執り行うものとしていきたい。
一同 何か申す事があれば何なりと申すがよい。
<まさかの大政奉還に
慶喜は踏み切ったのでした>
♪♪「よいじゃないか
ええじゃないか ええじゃないか」
♪♪「よいじゃないか
ええじゃないか ええじゃないか」
♪♪~
(龍馬)よう!
坂本さぁ。
将軍さんが大政を奉還されたのう。
うん…。
将軍さんもうんと おつらかったろう。
げにまっこと
立派な御決断をなさったがやねえ。
やっぱい そうじゃったか。
うん?
坂本さぁじゃったか 土佐に
大政奉還の建白書を出させたのは。
これから日本も新しい国になる。
日本中の雨漏りも直るがぜよ。
そんなに見んとってくれ。
恥ずかしいきに。
坂本さぁは
ないも分かっちょらん。
こいでは ないも変わらんど。
随分な言われようじゃのう。
慶喜公は うまく逃げただけじゃ。
大政奉還の真のねらいは→
おいたちが振り上げた拳を
かわすこっじゃ。
ただの詭弁じゃ。
西郷さん それはいくら おまんでも言い過ぎぜよ。
んにゃ あん頭のよかお人は
分かっちょっ。
政権を返したところで
今の朝廷には ないもできんち。
すぐに また政権が
手元に戻ってくるち。
もう 武をもって
徳川をたたき潰さんにゃ→
ないも変わらん。
新しか世は来ん。
いや わしゃ そうは思わんき。
今 徳川と戦をしたら日本全土が火の海ぜよ。
それこそ 異国の思うつぼじゃき。
西郷さん。
おまんも
戦は好かんかったがじゃろ。
何ち言われようと
おいは慶喜を討つ。
息の根を止めっとじゃ。
<今宵は ここらでよかろかい。→
西郷どん どげんすっとな>
我らに向かって弓引く者は容赦なく成敗すっとじゃ!
(容保)御所が[外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に囲まれました。
何だと!?
(中岡)ほたえな!
(龍)誰どす!? 誰があの人を→
斬ったんどす!?
あんたが殺したんや!
無礼者!
黙れ! 黙れ黙れ!
兄さぁは鬼になってしもた。
戦の鬼じゃ!
世界遺産 二条城。
十五代将軍に就任した徳川慶喜は→
小浜藩邸から
二条城の本丸に移り住みます。
朝廷との連携を強めるため