そうですよね。ちょっとピリッとして。
だから 入れる量を
少なくしたらええいう事と→
もう 味付けがね
なんていうかな…→
ピシャッと決まるんですよ。
塩で味付けするって意外と難しいじゃないですか。
キリッとした感じ。
はい。
そしてね 塩を入れますけど→
これ ホントはね味見をして入れたらいいですよ。
はい。 小さじ3分の1ぐらい。
ほんのちょっとですね。
落としぶたするんですね。
でも 塩だけでいいんじゃない?って。
薄口いうのは
やっぱ 香りがあるから。
また たまり醤油とは違った
澄んだ香りがしますね。
これでね まあ 言うたら
やわらかく→
しっとりとなったら
出来上がりですわ。
〈落としぶたをして
煮汁が半分になるまで→
5分ほど煮ます〉
もう ええ感じでしょ。はい。
ちょうど このぐらいの
煮汁の加減で まあ 今…。
ホントに最後の最後ですね。
しらすを どっさり。どっさりですね。
こんな ちっちゃい時に
ようけ入ってたね 君ら。
ウフフ。 ホントに。
入れたら 出てきたらもう フワッ いうてるわ。
ウフフフ。
ホンマに。
それで もう このしらすの…
これで もう 出来上がりですわ。
はい 止めます。
はい 止めてください。
まあ 冷たくしたら あの…
冷ましたって構わないけどね。
夏場はね
すぐ食べんのやったらいいけども→
これ 冷やすいうのは→
冷ました方がおいしさが持続する。
夏の暑い時期やからね。
だから あの… 暑い時期とかまだまだ こうやって→
残暑厳しいいうような
季節いうのはね→
早く冷ます事で
安心して食べられる。
でも 和食いうのは→
熱々ばっかり食べる文化じゃないんですよ。
その時々にね 自分で少し考えて
やるという事ですよ。
考える事が お料理ですよね。
ああ おいしそうですね。おいしそうでしょ?
こういうのもね なんか
こういう 伸び伸びとした器に→
まあ 自由に転げるようにして
盛って頂いたらいいですね。
〈すぐに冷まして粗熱を取る事で→
しらすと万願寺唐辛子を合わせたおいしさが際立ち→
さらに 長続きするんです〉
うん! おいしい!
おいしい?
はい。
万願寺唐辛子が
やわらかくなったところに→
しらすの塩気 よく合いますね。
炒ってるから→
万願寺唐辛子の味が
ちょっとコクが増していて→
でも 爽やかですね。 おだしと。
軽いからね→
やっぱ 季節のお料理っていう
感じしますよね。
〈今回は 秋においしい野菜を
ソースにした豚のソテー〉
〈厚みのある豚肉を
ジューシーに焼き上げる→
笠原流のポイントにも注目です〉
ではね このソースになる秋のおいしいお野菜の笠原印を→
オーパ…
オープンはしませんね まだね。
その前に
やっておきたい事があります。
まずはね
豚肉をおいしく焼くために→
豚肉の
筋切りをしたいと思います。
豚肉っていうのは
脂身の部分と赤身の部分→
大体 層が分かれているんですけど
要は この境界線ですね。
この部分に 包丁を
刃先を入れて切ってあげます。
脂と この赤身の部分の肉