いろいろ試食して見つけた梅とアボカド味。
だって!
佐藤は 流儀の本質が届いていないと感じた。
みそ汁か。
きつい ひと言だった。
(佐藤)よ~し さあ いくぞ。
佐藤が 語りだした。
佐藤が大切にする流儀。
それは 自身の苦い経験から生まれたものだ。
30代 ヒット商品を生み出せずに
苦しんでいた佐藤。
後がない状況で 新しい
缶コーヒーの商品開発に挑んだ。
当時は シェアのほとんどを
他社に握られていた。
「これまでにないものを作る」。
佐藤は 特別チームを編成し豆を直火であぶる製法や→
特殊加工した
斬新なパッケージなど→
思いを詰め込んだ。
ところが臨んだ役員会議で酷評。
大幅な見直しを指示された。
「従うしかない」そう思った時だった。
佐藤は 上層部の反対を押し切り
思いを貫いた。
その缶コーヒーは
異例の大ヒットとなった。
(子どもたち)熱量。
試作をする中で佐藤さんが目を見張る子がいた。
7歳までアメリカで育った。
その時 好きになったココナツを使い→
ほのかな甘みと
ペッパーの辛みが絶妙な→
今までにない味を作り出していた。
だが この日に至るまで→
桜子さんは
誰よりも自信がなかった。
例えば 8人の中で→
1人だけ夢がないことに引け目を感じていた。
自己評価も どこか低め…。
でも 佐藤さんから味を褒められ自信が芽生えると行動が変わった。
この日は 大手印刷会社の
研究施設で パッケージを考える。
袋が定番のポテトチップス。
桜子さんは 誰とも違う箱形のものを選んだ。
両親が共働きで 一人の時間を
過ごすことの多い桜子さん。
少し寂しかった経験をも
新たなアイデアに変えていく。
桜子さんのプレゼン
さあ どうなるかな。
一からやり直しと言われた颯人。
自分の中にしかないという答えが見つからず 行き詰まっていた。
梅も ウグイスも。
母親のアヤナさんも→
どう 颯人の背中を押したらいいか
悩んでいた。
自問自答を 繰り返す。
一筋の光が見えたのは昼食の時だった。
実は 颯人は幼い頃 病弱で→
ぜんそくや肺炎で毎月のように入院していた。
みそ汁に込められた母の思いに
初めて気付いた。
プレゼン当日を迎えた。
佐藤の会社で 月に2度行われる新商品の戦略会議。
この場で発表する。
8人の商品はどう受け止められるのか?
夢は農家という考研。
十勝こがねという→
特定のじゃがいもにこだわった
商品を提案した。
夢は鳥類学者という悠眞。
自分のアイデアに自信が持てずに来たが…。
よろしくお願いします。
(笑い声)
そして 自己評価が低かった
桜子のプレゼン。
(桜子)ココナツ アーモンド
塩 こしょうの…。
(拍手)
最後は 颯人。
(拍手)
すぐに審査が始まった。
失礼します!
激論の末開発する2つの案が決まった。
え~っとですね…
(拍手)
(拍手)
(拍手)
(拍手)
選ばれた2人と…。
選ばれなかった自分。
開発現場の 現実だ。
ここからは チーム戦。
8人が2班に分かれ 企画をもとに味やパッケージを練り上げる。
その行方は。
(実況)勝ちました 日本!
やっぱ夢中でしたね。
夢は 無理やり作るものではないと思っているんです。
やはり自分の中に