はあ~。
美誠選手の場合も 見ないで
回転とか どうしてるんですか?
それも感覚です。
感覚。
スタイルが。
結構 感覚タイプ。
楽しいっすね この世界の技を
目の前で見れるのは。いいな~。
さあ いきましょう。 どうぞ。
シャーラー!
「シャーラー」って何だよ。
(伊藤)惜しい。本当だ 本当だ。あっち行くんだね。
(伊藤)そうなんです。
そうなんだ。 素直にいったら。
(武井)でも まっすぐめにいったら
やっぱ こっち行っちゃう。
ちょっと これ…。
ちょっと 張本君。(武井)張本君に。
あれ? 夢の対決。
(笑い声)
さっ いきましょう。
(一同)お~っ!
(笑い声)
何!? 今の笑顔は。 どういう意味?
ちょっと悔しいです。
(笑い声)
もう一本 もう一本 もう一本。
さっ。
(一同)わあ~。
本気 出してきたよ。今 悔しさが→
スマッシュに移った 今。
(武井)どういう感じなんですかね。どういう感じなの?
今のは 1球目は
上回転だったんですけど→
次は 下回転でした。
変えてきてるの?
全然 分かんないね。
全然 分かんない 回転が。
じゃあ ラスト1回
いってみましょう。
クックックッ。
楽しい これ。
(一同)お~っ!
負けず嫌いだ。 負けず嫌いだ。
今 どんな気持ちですか?
本当にうれしいです。
(拍手と笑い声)
伊藤には もう一つの武器がある。
今年の世界選手権 決勝。
相手はリオの団体金メダリスト。
10対8で
マッチポイントを握られる→
大ピンチ。
ここでそのメンタルを見せつける。
すげえ。
そして 逆転。
マッチポイント。
4連続ポイントの大逆転で勝利をもぎ取った。
そんな彼女に付いたあだ名は
メンタルお化け。
メンタルお化け。
アッハッハ~。
あっ よろしくお願いします。
その驚異のメンタルを育てたのが母親の美乃りさん。 元卓球選手。
育て方は かなり独特だった。
かわいい。
2歳で卓球を始めた娘に
課したのは 毎日7時間の猛練習。
うそだろ!? おい うそだろ!?
母は それを訓練と呼んだ。
更に こんな場所でも。
どんだけだよ。「たたきつける」って すごいね。
貼られていたのは
負けた試合の結果。
世界チャンピオンを夢みる娘に→
現実と向き合う事の大切さを徹底的に植え付けたのだ。
一方 こちらは 張本の実家。
母親の凌さんの教育方針は伊藤家と 随分違った。
一番 かわいいわ この時。
凌さんは かつて 中国代表として世界選手権に出場したトップ選手。
どちらも
お母さんが卓球選手なんだね。
だからこそ
卓球に対する複雑な思いがあった。
幼い頃から 才能ある選手を
全国から集めて競わせる中国。
素質を見いだされた凌さんも
9歳から代表チームに抜擢され→
厳しい練習の日々を送った。
経験してるんだ。
しかし
生存競争の中で選手は絞られ→
仲間はいなくなり 凌さんも
メダリストになれぬまま→
現役を終えた。
卓球で 世界一の夢を追いかけるようになった→
息子に伝えたのは 結果よりも
過程が大事という思いだった。
親元を離れ