（鳥山）うちな 聡ちゃんにデザインしてほしいんや。
（糸子）あかんあかん。 この子
まだ そない一人前ちゃうし。
ええやん！
せやから うちが 第１号や。
聡ちゃんの若い感覚で ごっつい
イカした服 こさえてほしいんや。
（優子）えらいスカート短いなあ。
（聡子）鳥山さんは「ほんまに→
聡ちゃんが思うとおりにして」
ちゅうんや。
ほな 自信持ってやり。
それしかないし。
♪♪～（テーマ音楽）
♪♪「小さく丸めた躯は今」
♪♪「悲しみ隠し 震えて」
♪♪「命を表しているのね」
♪♪「重く濡らした瞼は今」
♪♪「よろこび映す日の為」
♪♪「心を育てているのね」
♪♪～
（聡子）あの… どないでしょうか？
あの…。
あんた どういうつもりやの！？
こんなハレンチな服着れる訳ないやろ！
♪♪～
ちょ ちょ ちょっと待って下さい鳥山さん！ああ！？
そら ちょっと あんまりですわ。
何？
文句 言いたいんやったら
あんた 着てみ！
あんな短いスカート
膝 丸出しやないの！
うちは そこまで
下種と ちゃうわ！
まあ とりあえず 座って下さい。
あかん。 もうええ！
言うとくわ。 もう二度と ここには
金輪際 来えへんから。
ふん さいなら。 ふん！
♪♪～
「もう… 来ん！」ちゅうた？
（昌子）言いました。（恵）言うた。
やった！ もう来えへん。
やった！（昌子）やった！ やりましたね。
（恵）は～ これで １個
心配事が減ったわ～！
ハハハハハハ…。
よかったわ～。あ…。
（泣き声）
ちゃんと鳥山さんに確認したんやろ？
「こういうデザインにします」て。
うん…。 「あんたが思うとおりにやってくれたら→
そんでええ」ちゅうてくれた。
まあ ほんでもさすがに こない短かったら→
着てみて
びっくりするかも しれへんなあ。
「ハレンチ」って言われた。
まあ 脚でも腕でも→
出した事ないとこ出すちゅうんは
恥ずかしいもんやさかいなあ。
丈は そこが難しいとこなんや。
勉強さしてもうたと思い。
（千代）どないや？
うん。 心配いらん。ほうかあ？
大丈夫や。 明日から 祭りやし。
♪♪～（お囃子）
ソーリャ！ ソーリャ！ ソーリャ！ ソーリャ！
（拍手と歓声）
♪♪～
＜相変わらず 祭りの日ぃは朝から大忙しで＞
こんちは～。
＜入れ代わり立ち代わりやって来る お客さんや→
一日居座る酔っ払いのために→
とにかく 作っちゃ 出す＞
あっ！ あ～… まあ ええわ。
＜失敗しても 出す＞
（木岡）おっ 来たな。
（木之元）何 これ？
だし巻きです。
だし巻き？
（北村）こら 駄目巻きやろ。
アハハハハ！
おかん 助けて！ これ もう～。
（千代）あれまあ！
駄目巻き！
食べれますて。
食べれるて
ここまで香ばしいがな。 ハハハ！
（木之元）食べり。
（北村）食え。子どもは好きやど こんなん。
どやろ？
（直子）へえ～。
ええやん！
ほんま？うん。
あんた なかなか やるな。
お客さんからは 「ハレンチ」って言われてしまってんけどな。
そんなん 言われたもん勝ちや。
え？
うちなんか