例えば英語教室に通う金銭的な余裕もなく→
子育てで家を空けられない主婦が
いたとします。
得意の手芸を教えて
1時間のタイムコインを得て→
それを使って 家にいながら
本場 アメリカの人から→
英会話を習うことも可能です。
また ある国の大企業の社長が→
海外の若者の考えを知りたいと思った時→
タイムコインを使って 1時間直接 話を聞くこともできます。
通常では つながりえない相手との交流や
お金では測れない体験が→
国境や立場を超えて可能となる。
それが 時間通貨の目指す新たな経済圏なのです。
先ほど 英会話を教えていたデリットさん。
手に入れたタイムコインで買ったのはニューヨーク在住の女性の時間でした。
人気レストランのシェフを務める
フンダ・ベレンディルさんです。
デリットさんに教えるのは→
このレストランだけで使われる秘伝のソースの作り方。
デリットさんは 友人に料理を振る舞い
驚かせようと考えていました。
30分でソースは完成しました。
時間通貨の利用者は拡大を続け→
今 110か国 3万人以上が
利用するまでになっています。
タイムコインを立ち上げた
ガブリエレ・ドナティさんです。
これまでにない新たなお金の登場が→
資本主義の未来を変えていくと考えています。
まさに 「時は金なり」っていうね
タイム イズ マネーみたいな話ですけど→
お金って言っていいんですか?
言えるんじゃないですかね。
言えるの?
って 何が違うかっていうと 結局…
いかりが必要なんですね。
紙幣があって→
下に金があるのか 国家の信用があるのか
テクノロジーがあるのか→
もしくは 時間があるのか。
そういう船のいかりのように→
価値の担保っていうのが
必要なんですけども→
それが 一応何でもいいんだよね
っていうことを→
いろんな人が気付き始めた
っていう状況にあって。
で 今回 テクノロジーがあれば
そんな造幣局とかがなくても→
簡単に お金っていうのが作れてしまう。
つまり…
(佐藤)世界中 気付いてるっていう
状況だと思います。
(安田)その等価交換ってとこが
また更に面白いところで→
今ね 皆さん
例えば ギャラを受け取る時に→
芸人さんによって
ギャラって違うじゃないですか。
それを
ある意味 同じにしちゃうんですよね。
30分の出演だったら これだけ
1時間の出演だったら これだけ→
という形で固定してしまうと。 その上で
取り引きしたいっていう人たちが→
ある種の…
まあね 実際 そんなにソースの作り方…→
興味ないしなって思っちゃうしね。
それは 何?
30分で 俺は こんなことをやったのに
相手は これしかやんないのかっていう→
そこに不都合は生じないんですかね?
自分が 例えば 30分分…
今 太田さんが おっしゃったような
不満はないとは思うんですけど。
だって やっぱり
それはさ 同じ30分でも→
例えば じゃあ
イチローのプレーを見る30分か→
その30分に至るまでの→
膨大なイチローが練習してきた時間とかそれの上での30分と→
普通のさ お前が草野球…。
俺の草野球とかね。
それさ 同じにされちゃ
困るよって。
いや でも ここでは
イチローと俺それは平等ですから。
あと しかも価値って
人によって感じ方が違うじゃないですか。
イチローのファンにとっては
別に これ いくら払ってもいいと→
めちゃくちゃ価値があると。 でも…
今までだと 同じ その30分でも人によって全然稼げる金額が違う。
つまり あたかも
その人としての価値が違うっていう形で→
思われがちだったんですよね
お金の力が強い時は。
あとは 今日 お話しした