>>あっ、
明治29年に発行されたもの?
>>そうです。
>>問題の明治29年2月は一体、
何日まであったのか。>>開けてみましょう。
>>開けましょう!
2月うるう、
29日しかない。
29日土曜日で終わってる。
>>今の使ってる暦は太陽暦とい
うんですけれども、
明治6年から、
日本では採用されてます。
>>明治6年から?
ということは、
明治29年は今の暦と同じで、
うるう年の2月は29日まででした。
となると、
どういうこと?
>>2月の31日というのは、
暦の上ではないことになります。>>ない?
謎や、めちゃくちゃ謎や。
>>ない日に生まれた?
>>はい。
>>なんで31と書かれてると思います?
>>いや、
書き間違い?
そのぐらいしか思い浮かばないで
すよね。
>>書き間違いなんですかね。
>>でも、
お役所がそんな間違いを、
ずっと犯すなんていうのは思えないですし。
いや、これは私も謎です。
>>明治29年2月31日は暦上存在しないとすれば戸籍自体が間
違っているのでしょうか。
おばあちゃんは一体、
いつ生まれたのか?
ちょっとこの、
戸籍関連で一回詳しく調べる必要
ありますね。
見落としてるところがあるかもし
れませんよね。
しかし、どうやって戸籍を調べた
らいいのか分かりません。
そこで、
戸籍の扱いに詳しい司法書士の先生を訪ねることに。
これ、分かります?
明治29年2月31日となってるんですよ。
こんな日付ありえないと思うんで
すよ。
>>確かに2月31日というのは、
ちょっとありえない日付ですので。>>ですよね。
>>届け出された方が間違えたの
か、
あるいは市役所が記載ミスをした
のか、
どちらかだと考えられます。
>>市役所の人が間違える場合もある?
>>そうですね。
>>えー?
そんなもんなんですか?
司法書士の軍司さんによると、
戸籍は様式変更などにより、
何度も書き換えが行われてきたそうで、
そのタイミングで間違われた可能
性もあるとのこと。
ということは、
今ある戸籍より古い時代のものをたどれば、謎が分かるかもしれま
せん。
結局、
今持ってるのでいくと、
どれが一番古い様式になるわけですか?
>>大正の戸籍を現在お持ちでご
ざいますので、
その前の明治の時代の戸籍を取得
していけばですね、
なんらかの情報をえられるんじゃ
ないかと思います。
>>ここでも同じ日付なのか、そ
れとも真実の日付があるのかって
いうことですね。
>>例えば結婚する前の戸籍を取
っていく、そして、
生まれたときの戸籍を取っていく。
>>どこに行けば取れるんでしょ
う?
>>今回の場合であれば、
浪速区役所に行っていただいて、戸籍をご請求していただければ。
>>2月31日生まれ。
これ、すごいことやと思いますよ。
全然驚かなかったですね。
よくあることですか?
>>このケースは初めてです。
>>初めてですか?
いや、顔色一つ変わらなかった。
ということで、
より古い明治時代の戸籍を探るべ
く、浪速区役所へ。
戸籍について伺いたいんですけど