それでは 今の歌の歌詞を皆さんにご紹介をいたします。
(大島)分からない歌詞が
いっぱい出てきた。
(笑瓶)名詞が いっぱいあったね。
この中に…
…と おっしゃってらっしゃいますので。
全然… ストローマ…。
(笑瓶)分からないよね~。

(大島)う~ん…!
先生は おっしゃいました。
「ポイントは ここですよ」と。
まず 「ストローマの ぬくもりと」。
そして もう1行 今言ってました「ケモカインに 酔わされて」。
(笑瓶)なんか合体してるんでしょう。
もう1行 ここがポイントだそうです。
「あすは でていく 最前線」。
(久本)はぁ~ そうか。(笑瓶)「あすは でていく 最前線」。
(笑瓶)そういうことやね 出動やね。
(久本)そういうことだ。(笑瓶)リンパ球が。
なるほどね~。


すばらしい予想でございます。
それでは 先生に教えて頂きましょう。
お招きいたしました!
バンド 「Negative Selection」では
ギターを務めていらっしゃいます→
京都大学 再生医科学研究所
再生免疫学分野 教授→
河本 宏先生です。 どうぞ。
(拍手)
(久本)先生~。
どうも ようこそ お越し下さいました。
え~ 今日はギターなし
手ぶらで お越し頂きました。
(笑い)
(大島)これが本来の姿じゃないんですか。
こっちが本来の姿でございますけども。
さて まずは CD発売もされました→
この「リンパ節一人旅」の歌詞を
ご説明頂きましょう。
これ 確かにちょっと難しい言葉が
使われていますが…
こういうもんですね。
(笑瓶)あぁ~。
(河本)すごく居心地がいいんですよ。→
ストロ-マは基本的に細胞なんですけどとにかく居心地良くする。
リンパ節の中に漂ってるんです。
それでリンパ球を呼び寄せて。
そのリンパ球が このケモカインがあると
「ここに ずっといたい」と。→
「ここを離れたくない」という

気持ちにさせるものです。
それでは この歌詞の前半部は→
リンパ球というものは リンパ節の中にいたがるものだ ということが→
今 ここ 歌われてるわけですね。
(笑瓶 久本)なるほど~。
「ついつい 長居をしているぜ」
というのは→
ケモカインとかがあったら
長居してしまう ということです。
よく こういう歌詞 書きましたね。
(笑い)
それで いよいよ本題ですが
これは どういう意味でしょう?
(河本)これは いつまでもリンパ節に
おったらあかんと。→
ちゃんと出ていかないと。
(久本)なるほど。言ったとおりでしたね。
先生 我々の使命が果たせないじゃないか
っていうことですよね。
(河本)そうです。
出ていくということは→
最後はリンパ球は
現場では ほとんどが死にますので→
今 居心地いいけど いよいよ出るぞと→
死にに行くぞ というふうな覚悟を歌ってるように。
ちょっと先生 今 当てたから…
(笑い)
リンパ球 ちょーだい。
それでは 後ほど…
(笑い)

そして この境目の新発見が 今回 非常に大事なことだと…。 ご説明頂けますか。
では その新発見とは何なのか。
先生 お願いします。
(大島)何なの?
(久本)えぇ~?
(笑瓶)交感神経…。
(久本)どういうこと~?
そう スーパー免疫になるための
鍵を握るのが 交感神経。
運動しているときや…。
点火。(爆発音)
こんなふうに びっくりしたとき
心臓がドキドキしますよね。
これが 交感神経の働きの一つなんです。
この交感神経 体じゅうのリンパ節にびっしりと絡みつき→
免疫にも深く関わっているんです。
激しい運動をしたり ストレスがたまって交感神経が活性化していると…。
リンパ球は
リンパ節の中に とどまったまま→
血液中に出ていきません。

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