システムを搭載していたため…>
<菊野は そんな東洋のエジソン
田中久重に心を打たれ>
<これまで
個性的な時計作りに挑んできた>
<しかし そんな菊野が作る時計は>
<完全一点モノのため>
<買い手がつけば
手元にはなくなってしまう>
<そんな中 2000万円の
値がついた作品の展示会が>
<ちょうどある
とのことなので>
<せっかくなので
お邪魔させていただくことに>
はい
<こちらが菊野が2015年に製作し>
<2000万円の値がついた
超高級和時計>
<当然的な感じで
断られてしまったが>
<ここで 菊野の作品の数々を
見ていこう>
<まず 1つ目は
2013年に製作した>
<ORIZURUという作品>
<こちらの時計は中の折り鶴が羽ばたき>
<音が鳴る回数によって
時刻を表し>
<その回転のしかたによって>
<午前か午後かを表す仕組みになっている>
鶴が90度 動いて
鐘が5回 鳴ったので
午前5時という意味です
<続いては2014年に製作し>
<150万円で
買い手がついた>
<「木目」という作品>
<この木目調の模様は>
<[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]を用いて>
<続いて こちらは2016年に製作し>
<500万円で
買い手がついた>
<「朔望」という作品>
<この「朔望」とは新月と満月を表す言葉で…>
<確かに個性的なデザインや>
<見事な からくりを搭載している菊野の作品>
ただ[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]
<脱進機とはざっくりいうと[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>
<わかりやすく
ゼンマイを動力にしている>
<チョロQに置き換えて
説明すると…>
<ゼンマイを巻きつけ
力を蓄えたチョロQは>
<そのまま手を離すと
ゼンマイが解け一気に走りだす>
<脱進機はこの解ける
ゼンマイに対して>
<ブレーキの役割となり>
<ゆっくりと長時間かけて>
<チョロQを走らせるよう
コントロールするもの>
<英国王室に時計を
献上したこともある>
<かなり すご腕の独立時計師>
<早速 その方に会うため>
<飛行機で およそ12時間>
<イギリス ロンドンへ>
<ということで この日は
その[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>
<そう 今でこそ 正確に時を
刻むのが当たり前の時計だが>
<実は その誕生のルーツは
ここ イギリスにあるという>
<時は[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>
<イギリスは[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>
<[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]と繰り出して
いったのだが…>
<その[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>
<[外:68A5D3A27B73B1E679216A6A6437B4DB]でもあった>
<それは海上で
自分たちのいる位置を>
<正確につかめなかったことが
大きな理由の一つなのだが>
<そもそも当時の船乗りたちは>
<太陽の角度とそのときの時刻を照らし合わせて>
<自分たちのいる場所を
割り出していた>
<しかし その時代
最も一般的だったのは振り子時計>
<これは
波の揺れや温度変化に弱く>
<海上では その影響をもろに受け
正確に時を刻めなかった>
<この状況を
何とか打破しようと[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>
<その結果[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>
<ジョン・ハリソンという一人の男が[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>
<それが こちらの[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]>