この犬>
<後ろ足が
全く動きません>
<ちび太は
事故に遭い大ケガを負ってしまったのです>
<もともと
野良犬だった ちび太は→
子犬の頃
電力会社に勤める赤澤さんに拾われ→
以来
家族みんなに愛されて来ました>
<やんちゃで
走ることが大好きな ちび太>
<携帯電話には
ちび太が 元気な頃の姿が→
残されていました>
<しかし→
悲劇が
ちび太を襲いました>
<それは
いつものように赤澤さんが朝→
散歩に連れて行った時のこと>
(ちび太の鳴き声)
<突然
ちび太が暴れ出し→
首輪が抜け
どこかへ走り去ってしまったのです>
<すぐ戻って来るだろうと
待っていたのですが>
(
ちび太の鳴き声)
<嫌な予感を覚えた赤澤さんは
急いで…>
<すると>
<こちらが 実際の事故現場>
<ちび太は…>
<診断の結果>
<懸命の看病で
一命は取り留めたものの→
下半身は…>
<もう…>
<もしも
あの時 ちび太が走りだすのを止めていたら→
事故に遭わなかったのに>
<赤澤さんは そのことをずっと後悔しているのです>
<だから
なおのこと これまでちび太に尽くして来ました>
<そして
少しでも自由に歩けるようにと→
作ったのが…>
<ちび太はこの車イスのおかげで…>
<ところが
ちび太に…>
<それは>
<ちび太は…>
<小屋には
柵がありますが→
ちび太は
後ろ足が動かないにもかかわらず→
この柵を乗り越えてまで→
何度も脱走を図っているといいます>
<そのことが
何よりも赤澤さん夫婦にとって→
気掛かりなのです>
<ちび太に対して後悔の念があるお父さんは→
自分に何か非があるのではと
思い悩んでいるのです>
<一体
なぜ ちび太は→
小屋から
脱走しようとするのでしょうか>
<そして…>
(赤澤さん) 「こんにちは」言わな「こんにちは」言わな。
ちび太
。
<早速
ちび太に意識を集中させるハイジ>
<すると>
<そう赤澤さんにとって首輪は→
ちび太の事故の
直接の原因となった…>
(ハイジ)
とっても…。
<すると
お母さんが→
家の奥から
青い首輪を出して来ました>
<それは
ちび太が…>
<家族は
事故のことを思い出させる首輪を→
ずっと
ちび太に…>
<ところが>
<首輪を見た途端ちび太の様子に変化が>
(
一枝さん) はぁ できた…できた ちび太 できた。
(ハイジ)
この首輪を着けると散歩に連れて行ってもらえる。
<家族が忌まわしい記憶として