ミッチェルさんには→
直樹さんが日本に帰る前に
伝えておきたい事があった。
旅に出る前 「自閉症にばかり
注目しないでほしい」と→
訴えていた直樹さん。
ミッチェルさんの言葉を じっとかみしめているようだった。
2週間後 直樹さんは 再び
北九州の祖母を訪ねました。
アイルランドの旅は 直樹さんに→
自分にしか見えないものがある事を→
改めて気付かせてくれました。
夏に帰省した時には→
認知症になった
祖母の京子さんの事を→
つらがっていた直樹さん。
京子さんの家事は相変わらずの危なっかしさです。
あっ 熱いよ 直ちゃん。
それでも 京子さんが丁寧にいれてくれたお茶の味は→
格別でした。
おいしい?うん。
自分もまた 知らず知らずのうちに
世間一般の物差しで→
祖母の事を見ていたのではないか。
そう思い直し始めていました。
それを確かめるために 直樹さんは
一つの質問を用意していました。
記憶が失われていようと→
京子さんの優しさは昔のままでした。
おばあちゃんは変わっていない。
不幸だと決めつけていたのは→
自分も含めた
周りの人ではないか。
直樹さんは
そう確信していました。
直樹さんは今 作家として
新しい挑戦を始めている。
これまで書いた事がない
長い小説の執筆である。
タイトルは…
交通事故に遭った自閉症の少女が入院先の病院で→
患者 看護師や医師
さまざまな人と出会いながら→
恋し 傷つき 成長していく物語だ。
ミッチェルさんは→
作家としても 人間としても
成長した直樹さんに→
本格的に 小説に挑戦する事を
勧めていた。
直樹さんにしか見えないものを→
誰もが共感できる物語に置き換える事を目指している。
取材の最後→
私は一番聞きたかった事をストレートに聞いてみた。
直樹さんは じっと考えていた。
数十秒後 その言葉は→
私に勇気を与えてくれた。
終わり!
♪♪~
2018/11/20(火) 23:55〜00:44
NHK総合1・大阪
NHKスペシャル「自閉症の君が教えてくれたこと」[字][再]
2014年に放送し、芸術祭大賞など国内外で多くの賞を受賞した番組の続編。ひとりの自閉症の若者が、アイルランド在住の作家と出会うことで生まれた希望と成長の物語。
詳細情報
番組内容
重度の自閉症である東田直樹さんは、人と会話をすることはできないが、文字盤を使えば豊かな表現力を発揮する。世界的にもまれな存在である。24歳になり、プロの作家となった東田さんは今、自閉症のみならず、さまざまなハンディを抱える人たちがどう幸せを見つけていけばいいのか、エッセイや小説を書いている。前回の番組後、ガンを患い、自らもハンディを抱えることになったディレクターの視線で描く感動のドキュメンタリー。
出演者
【朗読】三浦春馬,【語り】滝藤賢一,ayako_HaLo
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
福祉 – その他