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2018/11/26(月) 01:05〜01:35 NNNドキュメント「声が聞きたい〜ゆれる個人情報の境界線〜」[解][字]

♪♪~
(リポーター)
上空 およそ3600mからの映像です。
噴煙がモクモクと
空高く上がっています。
<噴き出す巨大な岩>
<4年前 御嶽山が突如 噴火しました>
<地元の消防本部に寄せられた→
119番通報>

「物置に避難しているが外に出られない。
ここにいたほうが良いのか
。」>

「山小屋へ避難している…」>
<その通報の音声を聞きたいと→
訴え続けた家族がいます>
…という思いで

<行方不明の兄が残した
最後の肉声>
<しかし
その声は…>
出て来ないのかなぁと


「声が聞きたい」>
<個人情報の保護に→
家族は 翻弄されました>
<噴火から1年後の2015年>


<行方不明のまま→
大図和彦さんの
葬儀が営まれました>
<休日は友人と山登りに行くのが
好きだったといいます>
<祭壇に置かれた
灰で汚れたリュック>
<あの日
御嶽山に登った→
和彦さんが
背負っていたものです>
<和彦さんにとって御嶽山は→
若い頃から慣れ親しんだ山でした>
<噴火当日は
昼前に山頂へ到着>
<これが
最後の1枚になりました>
<写真を撮った
直後に起きた噴火>
<58人が亡くなり→
和彦さんを含む5人が今も行方不明のままです>
<棺がないまま行われた葬儀>
<家族は死亡届を出したものの→
和彦さんの死を
受け止められません>
<足取りをたどる中で
分かったのが→
119番通報の存在でした>
<弟の純司さんが長野県に確認したところ→
その通報の音声が→


残っていることが分かったのです>
<家族は文章を送ったり→
直接 長野県まで足を運んだりと→
何度も
音声の公開を求めました>

「あの日が兄の最期だ」と納得するために>
最後に苦しんどるとこを
ねぇ…。
<届いたのは
音声ではなく…>
<紙に書かれた→
「個人情報のため家族にも公開できない」→
…という答え>
う~ん…。
<なぜ
家族にも公開できないのか?>
<音声を保管する
木曽広域消防本部を訪ねました>
…なんですけれども→
その場合は 一応 私ども…。
<この地域の条例では→
あくまでも 本人の同意がないと→
情報を公開できないといいます>
<死亡や行方不明の場合はどうなるのか?>
<私たちは全国の消防本部に→
アンケートを実施しました>
<すると
個人情報の取り扱いが→
全く統一されていないことが

判明したのです>
<およそ4割は
「音声を公開できる」→
2割は
「できない」という結果に>
<実際に
遺族から請求を受け→
音声を公開した
消防本部もありました>
ここ目指して…

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