カルロス・ゴーン容疑者による巨額の不正は→
どのようにして行われたのか。
ゴーン前会長が英雄視され→
切手にもなっている
中東のレバノン。
NHKの取材で
このレバノンにある高級住宅が→
事件の鍵を握っていることが
明らかになってきました。
ゴーン前会長が使っていた
3階建ての この建物。
およそ17億円が
投じられていました。
不動産登記に記されていた
所有者は→
フォイノス・インベストメンツ
という会社。
この会社には
タックスヘイブンにある→
ペーパーカンパニーを介して
Zi-Aという別の会社から→
資金が流れていたことが
分かりました。
私たちは Zi-A社の所在地が→
オランダのアムステルダムにあることを突き止めました。
そこにあったのは…。
なぜか 日産の別の子会社でした。
Japanese TV NHK。
JAPAN NHK。
Zi-A社は
日産から60億円が出資された→
実態のない
ペーパーカンパニーでした。
この会社が
不正の温床となっていた疑いが→
浮かび上がってきたのです。
深刻な経営危機に陥っていた日産を→
大胆なリストラ策で
V字回復させたゴーン前会長。
その突然の逮捕劇。
世界第2位の自動車グループトップが起こした事件に→
世界でも衝撃が広がっています。
日産の組織的な陰謀を疑う声も上がっています。
事件の真相は どこに…。
関係者への取材から逮捕に至るまでの内幕が→
明らかになってきました。
日産の一部で極秘に行われていた不正の調査。
東京地検特捜部は→
日本で始まったばかりの司法取引を使って→
捜査を進めてきました。
徹底取材で事件の全貌に迫ります。
かつて破綻寸前だった
日産をV字回復させ→
世界第2位の自動車連合に
押し上げた→
カルロス・ゴーン前会長。
カリスマ経営者の逮捕は→
日本のみならず
世界に衝撃を与えました。
今夜は 独自の取材から
逮捕の舞台裏と→
事件の核心に迫ります。
ゴーン前会長は世界各地の豪華な住宅や→
家族旅行の代金を 会社に
負担させていたとされています。
この一連の不正が明らかになる
きっかけとなったのが→
冒頭のVTRでも出てきた→
実体のないペーパーカンパニーZi-A社です。
信用調査会社を通じて入手した
Zi-A社の経営情報です。
このペーパーカンパニーの
役員になっていたのは→
ゴーン容疑者とともに逮捕された
側近のグレッグ・ケリー容疑者。
一連の不正行為を
指示した疑いが持たれています。
更に 日本人の幹部の名前が。
不正の実行役と見られています。
ゴーン前会長は
ごく限られた側近たちを使って→
極めて巧妙に
不正を繰り返していた疑いが→
持たれています。
世界的なカリスマ経営者の逮捕に至るまでに→
一体 何があったのか。
関係者によると 日産内部で不正の疑いが浮上したのは→
逮捕8か月前の今年3月ごろと
見られています。
不正の疑いを把握したのは
日産の監査役や役員など→
ごく少数のメンバー。
ゴーン前会長にまつわる不透明な資金の流れに→
不信感を抱き
極秘に調査を始めました。
ゴーン前会長を巡っては→
その派手な生活やビジネスジェット機の利用など→
さまざまなうわさが
広がっていました。
Zi-A社を隠れみのに