番組の一部に字幕のついていない部分があります。ご了承ください
京都大学の本庶特別教授が、
ノーベル賞の授賞式に向け関西空港から出発しました。
出発前に行われた会見で、本庶佑
特別教授は
現在の心境を語りました。
授賞式は現地時間の10日、
スウェーデンのストックホルム市
庁舎の「黄金の間」で開かれ、
受賞者のほか、スウェーデン国王
ら
およそ1350人が出席します。
また、若手研究者を支援したいという
本庶特別教授の希望から、
京都大学が今月新たに設立した
「本庶佑有志基金」についても語
りました。
京都大学によりますと、基金には
ノーベル賞の賞金や研究をもとに生まれたがん治療薬、
「オプジーボ」の特許料などがあ
てられるといいます。
現地では
かなり大忙しとなりそうな
本庶さんなんですが、
着いたらすぐに
記念講演を行わないといけないん
ですね。
その後、翌日には
日本大使館が主催する会見をして、
そしてあけて週明けの月曜日に
現地で授賞式と
晩さん会が開かれると。
この晩さん会も
長いらしいですね。
本当に豪華な晩さん会なんですよね。
授賞式で受け取ることになる賞金
なんですが、
設立した基金に行くことがわかり
ました。
本庶さんは
富坂さん、
日本というのは
基礎研究が
先細っているといいますけどね。
予算のほうで
すごく厳しいですから、
もっと潤沢にあってもいいんじゃないかと思います。
若手に
これからお金を渡していきたいなというのは
とうといなと思うんですよね。
本庶先生は
バトンをどうして渡したい。
基礎研究というのは
結果がどういうふうに反映するか
なんか、
まず考えないでやるという意味で
は
金と時間と人育ちということなの
で、
こういう基金に逆にいろんな企業
が
この基金にどんどん詰まるような、
そういうことが必要ですよね。そうなってほしいですよね。
続いては特集です。
「強度行動障害」という障害があります。
ご本人だけでなく、支える側にと
っても難しい障害で、
悩まれているご家族も、少なくあ
りません。
ある男性と家族の姿を、取材しま
した。
「悲しいことは全然無いし、いい
ステップなんだろうけど、涙が出
る」
滋賀県守山市に住む、和田泰代さん。
18歳の息子、智泰さんは、障害が
あります。
この日、智泰さんは、入院します。
1ヵ月、家族から切り離し、
障害の特性を見てもらうために。
しかし、母親から離れることができません。
智泰さんの障害がわかったのは、
1歳を過ぎた頃でした。
重い知的障害と、強度行動障害が
あります。
「強度行動障害」とは、自閉症の
人などに表れる二次障害で、
自分を傷つけたり、
ものを叩くなどの行動がみられます。
思いがうまく伝わらないときは、
自分を傷つけてしまいます。
生活のすべてに、介助が必要です。
この日常が、もう何年も続いています。
「頑張ってきた?頑張ってきたね
」
夫の進さんは、3年前、会社を辞
めました。
いまは新聞配達など、2つの仕事
を掛け持ちしながら、
妻と一緒に息子を支えています。