(隆盛)みんなで東京へ行き→
全国の士族たちの思い…
そん全てを政府に訴え→
政の在り方を問いただす。 ほいで…!
みんなで 必ず [外:D4F0B6247BBB9102758D1F4A06506C9F]摩に帰ってくっとじゃ。
<父 隆盛は
士族の窮状を政府に訴えるため→
私学校生徒1万3,000人と共に→
一路 東京を目指しました>
(三条)大久保! ほんまなんか?
西郷が兵を挙げたいうんは。
(大久保)はい。
(木戸)周りの連中が暴発しただけじゃないんか?→
まずは
それを確かめるべきじゃろうが!→
西郷君が陣頭に立っとるんか おらんのか。
(従道)兄が立ったのは 間違いありません。
しかし 何故 立ったのか
理由は分かりません。
ど… どないしますんや? 岩倉はん。
(岩倉)大久保。
三条様 岩倉様。
天子様に お願い奉りたく存じます。
西郷討伐の詔を…。
♪♪~
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<明治10年2月18日。→
私たちは 熊本城の手前川尻まで たどりつきました>
ああ~。
≪(菊次郎)父上!→
城から火の手が。
<突如 熊本城天守から火の手が上がり→
更に同刻
熊本城下各所でも火災が発生し→
市街は一気に炎に包まれました>
(篠原)自ら火を放つちどういうつもりじゃ?
(小兵衛)
熊本は おいたちを通さんつもりか。
あっちが そん気なら
こっちも黙ってはおられん。
(辺見)おう! 所詮 鎮台兵なんぞ
かかしが銃を持っただけの→
クソチンじゃ。
おう クソチンじゃ。
おいたちの力を見せつけてやいもんそ。
(新八)やかましか おはんら!おいたちから手を出しては いかんち→
言うちょっとが。 おいたちの大目的は
政府への尋問じゃ。 じゃっどが。
(一同)はっ。
<しかし この2日後の深夜>
夜襲じゃ!
追え!
(熊吉)夜襲でございもす!
<私たちは夜襲を仕掛けられたのです>
やめんかい!
ああ…ちょっ すまんのう。 通してくいやい。
すまんのう。
(桐野)先生 夜襲はやっぱい 鎮台の仕業でごわした。
よか。 はなしてやれ。
怖がらんでもよか 殺しはせんで。
じゃっどん 正直に話してくいやい。
熊本鎮台はおいたちを通さんつもりでごわすか?
わしたちが聞いとるんは→
西郷様と そのご一党は→
国家に弓引く賊軍ちゅうことやと。
(久武)何じゃち!?
城下の そこかしこに
高札が立てられとります。→
鹿児島県暴徒に対し 天子様が
征討をお命じあそばされたっちゅう。
天子様が…!
<政府から出された征討令は西郷軍を賊軍とし→
徹底抗戦するというものでした。→
これにより 尋問のために上京するという名目は早々に崩され→
戦わずして熊本を通ることは
できなくなったのです>
一蔵どん…。
そういうこっか。
大久保が~!
先に手を出したのは 政府の方じゃ。
おいたちゃ やるのみじゃ!
(一同)おう!
政府をたたき潰してやっど!
(一同)おう!
静まれ!
(辺見)先生 どげんしもんそか?
先生。
先生!(一同)先生!
西郷!
ほうじゃのう…。
たとえ 政府が
おいたちの声に耳を貸さずとも→
もはや進むべき道は ただ一つじゃ。
行く手を阻むちゆうなら 押し通る。
引きとどめる者は 振り払う。