うまいこといかず。(ミサエ)そうですね。
なんか 中学校生活って
バラエティ番組みたいな感じっていうか→
超上位の司会者が その番組を回してて→
面白いこと言えた人が前の方に座ったり→
いっぱい話を振ってもらえる
みたいな感じだと思うんですけど…
(笑い声)
中学の頃から。
クラスのスーパーエース
さんまさんが チラッと こっち見て→
その質問に答えを間違って。
(ミサエ)そうそう そうそう。
(ミサエ)そうなんです。
もう どんどん空回りして→
もうマイクとかも切られちゃって…。
(笑い声)
もう声も届かなくなって?
(ミサエ)声も届かない。
カメラからも フェードアウトして。
(ミサエ)フェードアウト。→
もう番組に参加できなくなる。
はあ~!
で どうなっちゃうの?
その番組に参加できなくなると。
でも もうその時点で すごい自分がもう
カーストの最底辺だっていうふうに→
毎日こう なんか
体に染み込まれていくんで→
自分が人を好きになったりとかしたら
気持ち悪いって思われるとか→
迷惑なんじゃないかっていうふうに
思って→
好き避けっていうものを
するようになり。→
好きなんだけど
アプローチとかしないで→
もう全然 好きなそぶりを
全く見せない みたいな。
じゃあもう 恋しようっていう
気持ちとかも 全然 作らないわけ?
(ミサエ)むしろ なんか
恋が芽生えそうになったら→
その芽を一瞬で摘み取るみたいな
自分で。→
そんな余計な心のノイズに
ちょっと構ってられないから みたいな。
いやいや 徳の高い
お坊さんだぜ ミサエちゃん。
ほんとね~。
ミナさんは どう? 中学時代は。
私 そのカーストっていうのは
あんまり感じたことなくって→
オタク同士で めちゃめちゃ楽しく
暮らしてる みたいな。
サオリさんは?
私は その 頂点でも底辺でもなく→
モブ その他大勢です。
その他大勢を保つために頑張ってたので中学に入った途端→
マセてる もう出来上がりかけてる
女の子たちを見て ショックを受けて→
自分はまだ 3枚980円の
くまパンツとかを はいていたので→
「どうしよう~」ってなって。
周りのメス化についていくのがもう精いっぱいで。
周りの女の子に
追いつかなきゃいけない。
それにもう必死で…
そこにばっかりが必死で。でも頑張ったんだね じゃあ。
でも そこから上位の子たちがやっている
男の子たちと お祭りに行くとか→
呼び捨てで呼んで
「なになに やめてよ~」とか→
絶対無理! みたいな。
私やっと ブラジャーとパンツおそろいになったんだ みたいな→
そこで 自尊心を保つっていう。
(笑い声)
でも 何馬身も離されているんですけど→
上位グループの成長には。
あそこ見て比べて 自分がダメだっていう
この負のスパイラル。
みんな お三方ね
結構 賢いから→
負のスパイラルのスピードを加速させるワードを
みんなが持っちゃってるんですね。
自分が こうダメだ
ミトコンドリアまで戻らなきゃダメだ。
自分を卑下するワードを
やたら持ってるっていう。
そう。 そのカッコよさっていうのは
僕らとかから見たら気づくんだけど→
めちゃくちゃ面白いな そのワード紡いで
カッコいいなってなるけど→
それは 中学生時代の子たちには
気づかれないもんね→
その良さって。
(3人)うんうん。
当時はもう… もうつらくて つらくてで。
そうだよね そうだよね。
どうしたんですか その思いは。