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2019/01/03(木) 09:15〜10:05 NHKスペシャル選 プラネットアース�U「第2集 激変の大地に生きる」[SS][字]


生きるものもいる。
草むらは そんな
小さな生きものたちの小宇宙。
まさに 命あふれるジャングルだ。
♪♪~
姿を現したのは カヤネズミ。

体長は 僅か6センチほど。
ごちそう探しの冒険が始まった。
♪♪~
ぐんぐんと伸びる草は
揺れやすく 不安定。
そんな草に合わせて
発達させたのが尻尾。
草に巻きつけ 体を支える。
この草のジャングルで一番のごちそうはてっぺんにある。
しかし てっぺんで
身をさらしてしまうのは危険だ。
この草むらにも ハンターはいる。
♪♪~
カヤネズミにとって 地面もまた
ヘビなどの天敵が多い危険な場所。
複雑に絡み合った
草のジャングルをすり抜け→
足早に 巣へと向かう。
♪♪~
ようやく たどりついた。
草で作られた巣の中。
赤ちゃんが
草のベッドでお休み中だ。
カヤネズミにとって 草は


食べものでもあり 家にもなる。
暮らしの全てを支えている。
草を思いも寄らない形で活用している生きものもいる。
ハキリアリだ。
草刈り鎌のような顎で次々と草を切り落としていく。
でも ハキリアリは
切った草を食べる訳ではない。
一体 何をしようというのか。
巣の中へと 次々と運び込む。
更に細かく切り刻んでいく。
実は ハキリアリは 巣の中でキノコの一種を育てている。
草は キノコの栄養となる。
そして そのキノコをアリが食べる。
つまり ハキリアリは→
草を利用してキノコを栽培する農業を営んでいるのだ。
♪♪~
激変を繰り返す この地球で→
さまざまな生きものに
大いなる恵みをもたらす草原。
アフリカ南部の草原では→
生きもの同士の不思議な関係を見る事ができる。
ミナミベニハチクイは 雨期に伸びる草を
求めて やって来る。
お目当ては豊かな草が養う
大量の虫だ。
虫が飛び出すと…。
お見事。
しかし なかなか
虫が飛び出してこない時もある。
そんな時は…。

相棒を使う。 アフリカオオノガンだ。
大きな体で 草むらを突き進む。
すると…。
狙いは的中。
背中の特等席は取り合いだ。
ケンカは両成敗。
そんなハチクイが最も頼りにしている相棒。
それは…。
(鳴き声)
ゾウは 長い鼻で
草を根こそぎ もぎ取り→
虫を追い出す。
最強の助っとだ。
♪♪~
ゾウの目の前を飛び回るハチクイ。
虫が飛び出す一瞬を見逃さない。
ゾウの周りは もう ハチクイだらけ。
草があるところには→
いつも 生きものたちのにぎやかな営みがある。
やがて 乾季を迎え
この草原が枯れると→
ハチクイたちは 次の旅先へと向かう。
草を巡って地球規模の壮大なドラマが→
繰り広げられる場所がある。
♪♪~
それは 極北の大地。
夏の訪れとともに→
南から北へと
草原がよみがえっていく。
カリブーは この新しい草を求めて

毎年 長い旅をする。
5月 カリブーは 出産のピークを迎える。
草が次々と芽吹くこの時期に合わせて→
子供を産み 育てる。
子供は 大急ぎで体力をつけなければいけない。
生まれて数日で 親と一緒に
長い旅へと出発するからだ。
♪♪~
雪と戯れる子供。
しかし これから

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