た。
無事お葬式も終わりました。
ところがここから木安戸家がもめていくところです。
遺産分割の話になりました。
２年前から介後状態にあったわけです。
不動産が２０００万円、
預金が１０００万円、
合わせて３０００万円。
通常でしたらこうです。
これで何の問題もなかったはずな
んです。
でも、
もめるのが木安戸家です。
何と長男の嫁、麻里衣が、
こんなことを言いました。
お父さんの介護をしていたのは私
ですって。
別に私もお金が欲しくて、
お父さんのことを面倒見ていたわけじゃないですけれども、
一番生前信頼関係があったのは…。
そうかなって、
私が長男の妻だったら言ってしま
いそうです。
そういうふうに言い出したんです。
ところがそこに異議を唱えたのは、
次男です。
お願いしたわけじゃなく、
ご自身で、
親切心でやっていただいたわけですから、
という人がいるんですよね。
これが難しいのは、
嫁につくか、家族につくか、
難しいところですよね。
古賀さん、
この場合、
どうなったと思いますか、
今までは。今までは普通にはだめですよね。
あり得るのは、
例えばですけれども、
長男の妻の麻里衣ちゃんが頑張っ
てくれたから、
財産の散逸が防げたということで、
旦那さんの寄与分、
貴教さんが寄与分があるみたいな
主張をするというのは、
あり得るかな。
認められるかどうかは別にしてね。
貴教さんの取り分を大きくすると
いう
解決方法はなくはない。
ただ、実際のところはどうだったんでしょうか。
今回の法改正で何とこれからは、
介護していた
相続人以外の親族も受けとれるん
です。
麻里衣さんも受けとれるようにな
りました。
個人的にはすごくいい改正だと思
います。
よくある感じで、
やっぱり文句を言うのは、
先ほどの次男が
介護していない人が文句を言うという。
大体そういうことが多かったです。
具体的に幾らもらえるのか。
この場合は６００万円ぐらいにな
ります。
特別寄与料というのですけれども、
１日に８０００円というふうに算出して、
今回は２年介護したので、
５８４万円。
介護のサービス料は、
１日８０００円というふうに言われていますので、
それ掛ける２年間という。
条件がありますよね。
介護日記とか領収書が必要って。
日数で計算されますので、
本当にこの期間、
その日介護していたということが
わかるような日記とか、
写真とかというのをとっておくということが必要です。
結構難しいかなと思ったんですが。
介護って、現実的に１人でするんじゃなくて、
チームでするというか、
ヘルパーさんが来たりとかするので、
そうすると、自分が記録してなく
ても、
いろんなところのやりとりとかが
記録にはなると思います。
これをやるということは可能だと
は思いますので、
これをちゃんと残しておくことに
よって、
この６００万円が麻里衣さんに行
くと。
そうすると、
３０００万円のうちの６００万円が麻里衣さんに行きました。
残りを割っていくということにな
って、
これで木安戸家も安泰かなと思い