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2019/01/14(月) 21:00〜21:50 NHKスペシャル「“冒険の共有” 栗城史多の見果てぬ夢」[字]


いない状態で登ることを指す。
前の登山者などが設置したロープや
はしごなどを使うことはできない。
無酸素について 一部の専門家は→

8,400m以上の山で 酸素ボンベを一切 使用しないことだとしている。
栗城は 一人で登っていたが→
ルート上に設置されたはしごやロープを使っていた。
体調が悪化した際
荷物の一部を運んでもらうこともあった。
8,000mを越える場所でも


酸素ボンベを使わずに登っていたが→
無酸素を標榜する高度ではない
という指摘を受けていた。
生前 栗城は周囲に…
…と漏らしていたという。
専門家からの指摘をきっかけに
ネットの批判は更に強まった。
インターネットニュース
配信会社の分析によれば→
栗城が 山に挑む度に
書き込みが増え→
2012年
4度目のエベレストに挑んだ際には→
1か月で3万件。 炎上の状態となった。
過去についても 疑問視する声が上がった。
26歳の時に登頂したとしていた
ヒマラヤの8,000m峰 マナスル。
この時 栗城には→
ネパール政府から登頂証明書が発行されていた。
しかし 後に専門家から→
栗城が登ったのは 厳密には頂上ではないという指摘が上がった。
海外の権威あるデータベースでも
頂上直下までとしか記されていない。
それでも 登頂を主張する栗城に対し
批判は ますます膨れ上がっていった。
更に 追い打ちをかける出来事が
栗城を襲った。
4度目のエベレスト挑戦で
重度の凍傷になり→
9本の指を切断したのだ。

栗城が冒険の共有を続けることは難しいのではないか…。
しかし この時 栗城の状況を知った
フォロワーたちから→
過去最多となる
5,600件のコメントが寄せられた。
多かったのは
「頑張って」「応援」「奇跡」といった言葉。
実に9割以上が 復帰を後押ししていた。
冒険の共有が注目を集めれば集めるほど膨らんでいく期待。
そして 批判。
栗城は そこから 逃れられなくなっていたのではないだろうか。
9本の指を失った栗城さんが→
再起のための支援を頼んだ登山家がいました。
花谷泰広さん。
世界的な栄誉とされるピオレドール賞を受賞しています。
登山の世界で異端視されていた
栗城さんからの依頼に→
最初は 戸惑ったといいます。
花谷さんによる特訓は 靴のひもを自分で結ぶことから始まりました。
指のない手に頼らない→
バランスのよい歩き方を体にたたき込みました。
花谷さんは 栗城さんに
一つの言葉を伝えたといいます。
そして 半年後
栗城さんが復帰登山に選んだのは→
ヒマラヤの8,000m峰の中でも
比較的登りやすいとされる→
ブロードピークでした。
栗城さんは 指を失った状況を考え難易度の低いルートを選びました。
はあ… やっぱ はあ はあ はあ…

あ~。
よっしゃ~。
オーケー オーケー オーケー オーケー。
フウ~! うわ~…
登頂を成功させた栗城さんに対し→
SNSには
5,000件ものコメントが寄せられました。
ありがとう。
本当に ありがとうございました。
期待の声に押されるように→
栗城さんは 再びエベレストからの冒険の共有に挑み始めます。
2015年には これまでで最も高い
標高8,150mまで到達。
しかし…。
悪天候に阻まれ 登頂を断念。
失敗は 5度目となりました。
アンチが集まる掲示板では再び書き込みが倍増。
失敗を繰り返す栗城さんを→
あざ笑うかのような書き込みが飛び交います。
すると その翌年
栗城さんは 登るルートを変えます。
逆に挑戦の難易度を上げていったのです。
このころ 栗城さんはある言葉を掲げるようになっていました。
「否定という壁」をなくしたい。
栗城さんを支持してきたSNSのフォロワーたちにも→
大きな変化が生まれていました。
失敗続きの栗城さんに対し→
ファンをやめる人たちが
増え始めたのです。
応援のコメントも


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ikatako117

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ikatako117