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2019/02/03(日) 21:00〜21:50 NHKスペシャル「朝鮮戦争 秘録〜知られざる権力者の攻防〜」[字]


南部 プサン近くまで侵攻。
当時 北朝鮮軍の兵士として
最前線で戦っていた→
ヤン・ウォンジン氏 90歳。

誰もが勝利を確信していたという。
北朝鮮の急速な侵攻に
日本では動揺が広がっていた。
山口県には
政府から ある情報が寄せられたという。
アメリカは


朝鮮半島の状況に危機感を強めた。
大統領 トルーマンは
威信をかけ 反撃体制を整える。
アメリカを中心に→
16か国から成る国連軍を結成。
共産主義陣営との戦争に踏み切った。
総司令官に抜擢されたのは→
太平洋戦争で日本を破り
占領政策を指揮していた→
GHQのマッカーサー元帥だった。
形勢を逆転させるためある大胆な奇襲作戦を立案する。
ソウルから西に およそ40キロ。
干満の差が激しく上陸が極めて難しいとされた→
インチョン。
日本に駐留していた部隊を中心に7万人をここに上陸させ→
北朝鮮軍を 南北から
挟み撃ちにするというものだった。
国連軍は上陸作戦を決行。
2週間足らずで ソウルを奪還し38度線を越えて攻め込んだ。
実は この作戦に→
日本人が深く関わっていたことが今回 明らかになった。
マッカーサーが指揮した
上陸作戦の内部資料。
朝鮮半島の地形を熟知する日本人が→
作戦に大きく貢献したと記されていた。
戦車揚陸艦 LST。
戦車や海兵隊員などを上陸させることを可能にした船だ。
Qと記された30隻以上のLSTは→
日本人が操船したことを意味する。
海軍の記録を詳しく調べると→

上陸作戦で使用されたLSTの実に6割が→
日本人によって運航されていたことが
分かった。
LSTに乗っていたという
元船員が存命していた。
村山文治氏 90歳。
当時の日本は アメリカから大量の軍需物資の発注を受け→
戦争特需に沸いていた。
しかし 太平洋戦争で船を失った多くの船員は その恩恵にあずからず→
仕事にありつけなかったという。
アメリカに残されていた記録をたどったところ→
LSTに乗船していた日本人は
およそ2,000人に上ることが分かった。
GHQは アメリカ海軍を通じ→
日本の商船や船員を直接管理し→
作戦に動員していた。
インチョン上陸作戦に参加した→
元海兵隊員のロバート・ワイソン氏 88歳。
LSTの運航を担った日本人の船員たちの存在なしに→
作戦の成功は難しかったという。
アメリカの奇襲作戦で一気に形勢を逆転された北朝鮮軍。
中国との国境付近まで
追い詰められていく。
この時 戦争は新たな局面を迎える。
中朝国境を流れる 鴨緑江。
1950年10月 ここに おびただしい数の
中国兵が集結していた。
その様子を伝える 中国政府の宣伝映画。
♪♪~
毛沢東は 正規軍に加え

中国各地から人員を集め→
大部隊を仕立てようとしていた。
中国の内陸部にある農村。
当時 鴨緑江に向かったという男性に
話を聞くことができた。
役場の掲示板にあった
「食事つきの仕事」の募集を見て→
参加したという。
国連軍が中朝国境まで あと一歩に迫った時→
突如 26万の中国軍が越境してきた。
怒濤のように押し寄せる兵士たちの数に→
国連軍は圧倒された。
戦況を大きく変えた中国の参戦。
資料をひもとくと そこに至る過程で
権力者たちが腹を探り合い→
駆け引きを繰り広げていたことが
分かってきた。
自らは 矢面に立つことを避けてきた
スターリン。
国連軍の反撃に遭い
援軍を求めるキム・イルソンに→
ただ 奮起を促すだけだった。
「勝利には少しばかりの挫折や敗北は伴うものだ。→
北朝鮮は アジアにおける
帝国主義に対抗する解放運動の旗手だ。→
キム・イルソン同志よ 忘れないでほしい。
あなたは孤立していない」。
苦境に陥ったキム・イルソンは
毛沢東に援軍を求めた。
「敬愛する毛沢東同志!→


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