ちょっと私…。
◆ダイアン吉日さん?
ああ。今事務所に
空堀かいわいを探っている人がい
てるので。
言い方が。
「よ~いドン!」という番組。◆「よ~いドン!」という番組が
来てはるから…。
◆月亭八光、僕、
ダイアンさん、お会いしたことあ
ります。
◆八光さんが…。
◆もしもし、御無沙汰しておりま
す。
月亭八光ですけれども、
今、家にいてます?
近所ですか。
ここから。
◆もう、すぐ近所。
◆ほんなら、ダイアンさん、
ちょっと待ってます。
来てください、今から。
はい、
お願いします。
今講談を習いに来られてるんです
か。
◆そうです。
◆1時からの人。
◆1時からの丸山さん。
丸山さんは、なぜ講談を習いに。
◆プロ志望でして。
それで講談教室に通って、
講談の勉強をさせて…。
◆何でなんです?
何で講談を。◆講談超おもしろいので。
◆出会いはね、出会いはどういう
ところから?
◆講談見に行って、
それで。これはやらなと思って。
◆先生、こういうのを言うのも何
なんですけど、何もないところか
ら講談を聞きに行こうかという人
はもうちょっとかわってますよね。
◆ちょっとかわってるよね。
◆ですよね。
落語もそうなんですよ。
落語を聞きに行こうかなんてのは、
そもそも変わってるんですよ。
◆一番変わり者はな、
親の跡を継ぐ。
◆情けないわ。
あら~、
ダイアンさん、
来ました。
うわ~!
あのね、これね、
ダイアンさん、
ちょっと入ってください。
ダイアン吉日さんといって、もう舞台にも上がっておられて、
もちろんね。
◆そうです。◆フリーランスで英語落語を演じ
ているダイアン吉日さん。
そもそもイギリス人の彼女が
なぜ落語家になったのでしょうか。◆枝雀師匠の英語落語会で
お茶子をやってた。◆もうそんな名前を出されたら、
頭上がりませんやんか。
枝雀師匠の、
枝雀師匠が英語落語の第一人者的
に
やっておられて、それのお茶子を
やっておられた。
◆そう、枝雀師匠の英語の先生は、私の友達だったから。
外国人のお茶子を探してるって言ってたから、
私、着物好きで。
◆なるほど、
お茶子というのは、わかりやすく
言うと、
座布団をひっくり返したり、
見台を持っていったり
めくりめくったり
というのをお茶子と呼んでいますけど、それを最初。
◆そうです。
それまでに落語を見たことなかっ
た。
初めて見たとき、本当に鳥肌が立
った。
古典落語の時うどんの話やった、ほんまに
うどんを食べてる。
扇子や手ぬぐいだけで
1人で何役するのも、
すごくすばらしいパフォーマンスで、
想像力だけで1つの旅。
◆落語の世界に魅了された
ダイアンさん。
その後、大阪にあった
落語道場に通い、勉強を始めてか
ら1年たたずして
初舞台で高座に上がりました。
今や持ちネタは
八光君より多く、21もあるそう