ものづくり大賞をもらった機械で、
今まで20時間ぐらい豆乳つくる
のかかってたのを20分でつくっ
てしまう。
◆すごいじゃないですか!
数千万?
◆ぐらいですね。
もうちょっとするぐらい。
◆もうちょっとするの?
億?
◆億行くか行かんぐらいの。
◆えげつないですね。
◆5年前、豆乳工場を始めた森本
さん。
世界一おいしい豆乳をつくるため、
巨額の資金をつぎ込み、
勝負に打って出たのです。
◆できたてのほやほやで。
◆うまいわあ~。
おいしいなあ~。
めちゃくちゃ優しい味。
何かすうっと入ってくる。
◆これはね、
あの機械の上で
皮を全部むいて、
やってるんで、
喉に雑味がないでしょう。
この機械を見て、豆乳を始めたん
です。
あれをたまたまテレビで見て。
◆テレビ?
◆ボタン押したらできると思って
たんですよ。
だけど、これ全部改造して、
豆乳専門に改造して、
この機械もどういうふうに使うた
らええんかわからん。
まあ豆乳が漏れたら、たんぱく質
ですから、
まあ掃除が大変で。
まあ今でも4時間掃除していますけどね、毎日。
◆掃除4時間、つくるのが?
◆20分。大体。
◆たまたまテレビで目にした豆乳
製造機に一目ぼれし、
即購入。
しかし、
ワンタッチでできると思っていた
のが大間違い。
実際は、水の分量や
火かげんの調整が難しく、
1年半以上試行錯誤した末に
ようやく納得のいく
豆乳が完成したそうです。
◆もともとは何屋さんなんですか、
社長。
◆ゲームメーカー。
ゲーム、
スーパーファミコンとかつくったりしていまして。
◆スーパーファミコンをつくって
ましたん?
◆100タイトルぐらいは前の会
社で。
◆めっちゃもうかったんちゃいま
すか。
◆たまに、あかんときはあかんし。◆社長、今やから言える、いっち
ゃんもうかったときのゲームのそんときやったら、お幾らぐらいで
すか。
◆2億、3億ぐらいもうかったん
かな。
◆やりますね、社長。
僕だから、豆乳の計算おかしいな
と思ってたんですけど、社長だか
ら、1回やっぱりもうかっている
から。
◆いやいや、そんなことない。
そんな、今、水着やっていまして。
◆何で水着なんですか?
◆たまたまオリンピックとかローマ大会のころに
すごいそこの山本化学という会社
の
生地で世界記録がいっぱい出て。
◆ゲームソフトメーカーの次は
競泳用水着に目をつけた森本さん。
イルカの皮膚のような
質感を再現した
特殊素材の水着をつくる会社を立ち上げ、
今もインターネットを中心に販売
しているそうです。
◆すごいな。
社長はほんなら、次から次からい
ろんな、これええなと思ったら。
ご家族…。
◆上に嫁が1人いてて、
あと、子供と、
いろんなわけあって。
◆訳あって?
◆子供は前の…。
◆今の奥様は結婚されてどれぐらい?
◆まあ1年、2年。