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2019/02/23(土) 19:30〜20:15 ブラタモリ「#127 パリの美」[解][字]


はぁ~。
はぁ…。
(笑い声)
意味深って よく分かるな。

いや…。
あぁ~!?
(笑い声)
びっくりした~。
うわぁ~。
ああ…。


かつて パリの地下には→
なんと東京ドーム210個分に及ぶ広さの
採掘場がありました。
現在は そのほとんどが閉鎖され→
ここは 当時の様子を見られる貴重な場所なんです。
これ でも すごい。
「上げただけ」っていうことはないけど… ねえ。
へえ~。
一番いいね。
そうですね。
こんないいことはないよね。
(森田)つまり…
あったんだよね。
(笑い声)
タモカメ!
タモカメだよ。
うわ~ びっくりした。
ごめんなさい。
(笑い声)
林田さん 話の本題は これからですよ。
実は パリの石灰岩には独特の特徴があります。
それが 華の都の建造物の美しさと
深~く関係しているんです!
おっ 誰かいる。
(笑い声)
ボンジュール。
ボンジュール。
地質学者のダニエル・オベールさんは
パリ第6大学の元教授。
地質を学びながらパリを散歩できる

パンフレットを作成しています。
あっ そうですよね。
これは 我々がよく見てる石灰岩だから…
これ 軟らかいんですか?
(たたく音)
高いですね。
うん。
これは…
軟らかい…。
つまり パリの石灰岩は軟らかく
非常に削りやすいんです。
そのため 地下から
はやく大量に掘り出すことができました。
更に 細工も簡単で→
建物の装飾や石像をつくるのにも最適。
その特徴を生かし 街の建造物は
美しく彩られていったんです。
(森田)そうですね。
それがまたいいよね。
でも 日本と違い→
なぜパリには 建築に向いた粗い石灰岩があるんでしょう?
これは まあ いわゆる
サンゴ礁が石灰岩となって…
ああっ 実物が!
おすしと お餅?
一体 どういうことなんでしょう?
え~と… 要するに…
違うんですね。
はぁ~。
いい例えですね。

あぁ~ そうですね。
あっ… はあ。
(笑い声)
その話は… その話は ちょっと違う。
(笑い声)
日本の場合 サンゴ礁が石灰岩になると→
プレートに沈み込み強い圧力によって 硬く変化します。
一方 パリは 貝の死骸に
泥や粘土が積もっただけ。
大きな力がかからず→
削りやすい石灰岩が出来たんです。
そうですね。
あっ そうですねこの部分だけが石灰石とか。
パリの場合は
ず~っと これが海の底だったんで…
で この上に
パリが出来上がったわけだから→
どんどん 地下を掘れば
いろんなとこから出てくる。
(森田)そうですね。
下に眠ってたってことだ。
地下に眠る 数千万年前の貝。
これが 統一された街並みをつくり出し→
誰もが憧れる「華の都の美しさ」を
支えていたんですねぇ。
続いて向かったのは→
セーヌ川を越えて北に5kmの場所にある→
モンマルトルの丘の麓です。
(森田)ご存じですね。
モンマルトルの丘といえば→


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