こうして仕入れた魚の4割はすしとして使えますが、
残りの4割はすしにならない小魚
などのため、
こうした魚をどう商品化させるの
かが大きな課題でした。
そこで、
水揚げした魚を使い切るため、
すしにならない魚を、
すり身に加工し総菜として販売。さらに、
加工の際に出た魚のあらや内臓は、
乾燥させたあと、
粉砕して魚粉に。
養殖魚の餌として活用し、
仕入れた天然魚すべての有効活用
にも力を入れています。
そんな魚にこだわる回転ずしチェ
ーンが、どうしてハンバーガーだ
ったのでしょうか。
新商品の開発担当者に話を聞きました。
>>コロッケやったりとか、
練り天であったりとか、
すり身を使った商品を開発してき
ました。
その中で、
何かこう、
大きな目玉になるような商品をす
り身でできないかなっていうのを
大きくずっと考えてました。
その中で、フィッシュバーガーを
開発しました。
>>すし屋が作るフィッシュバーガーという、これまでにない新商
品。
この提案を聞いた常務取締役は。
>>若い方のこの魚離れという部
分は、
おっきな課題だと思ってたんです
ね。
ああ、これやと。
ああ、これ、
若者に人気のハンバーガーに。
今あるものを作ってもあまり意味がないですし、
戦えないと。
>>フィッシュバーガーのパテに使われるのは、
すべて国産の天然魚。
季節や入荷状況によって使う魚は異なりますが、
すしで使えない身の部分をすり身
にして、
パテを作り上げるのです。
>>パテを作りだしてからでもうほぼ2年。
まるまるもうずーっとパテを作り
続けてます。
ものすごく大変でした。
もうもちろん天然魚になりますんで、
日々日々取れる魚が全く違ってき
ますし、もちろん季節によっても、
魚の質だったりとか、
身質が非常に変わってきますんで、それを安定させるのには、本当に
苦労しましたね。
>>これまでの練り物とは違い、
フィッシュパテは油では揚げませ
ん。
焼いて香ばしさを出すことにこだ
わりました。
構想から5年。
この日、
役員たちによる新商品の試食会で
す。
>>国産天然魚を使ったシャリバ
ーガーになります。
>>シャリバーガー?
>>なんかライスバーガー?
>>ライスバーガーのようなシャ
リになってます。
>>シャリ?
>>はい。
魚のすり身を使ったパテと、ケチ
ャップ、マヨネーズ、サンチュ、
ガーリックチップ。
素揚げのオニオンと。>>味はおいしいんやね。
味はおいしい。かなりヘビー。
>>すごい脂が。
>>何グラムぐらい入ってるの?
シャリ。
>>シャリだけで120グラム。
>>もうおなかいっぱいになるよ。
>>シャリバーガーは、
ボリュームの点で大きな課題があるようです。
続いては、
甘辛味のてりやきバーガーを作り上げます。
>>こちら、
てりやきフィッシュバーガー。
>>これは見た目もインパクトあ
るよね。
本格的な、本格的なフィッシュバ
ーガー。
>>おいしいですよね。
>>うん。
>>国産の天然魚を使っているこ
とと、
あと、