ロシアの南東部にあるベロゴルスク。
18年前、大学生の時に、通訳と
して、
地元の自然保護団体の活動に参加。
その時、ハバロフスク近くの自然公園で
生まれて初めてコウノトリと遭遇。
華麗な姿に見入ってしまったという。
その後、日本人の研究者から、
コウノトリの郷と呼ばれる町があると聞き、
2002年に日本へ。
ヤーナさんは、コウノトリと人が自然に暮らす、
素晴らしい環境と日本人の優しさ
に感動し、
この町が大好きに。
そして何と、運命のお相手も。
日本に来るきっかけとなった、
コウノトリの研究者、大迫義人さんと2005年に結婚。
現在、豊岡市で暮らしている。
ヤーナさんの家を訪ねると。
次女のソフィアちゃんと、夕飯の
準備を。
帰ってきたのは、長女のルスラー
ナちゃん。
この日のメニューは、娘たちが大
好きな
キノコのクリームパスタと、ヤー
ナさん自慢の
トマトとアボカドのサラダ。
お父さんは仕事で遅くなるので、3人で。
2人の子宝に恵まれたのも、
コウノトリのおかげだと言うヤーナさん。
ソフィアちゃんはお父さん似、
ルスラーナちゃんはお母さん似かな。
娘たちにとって、ヤーナさんは自
慢の母。
コウノトリを通じて、日本とロシ
アの懸け橋に。
ヤーナさんの夢はさらに広がる。
今、大評判になっている和菓子がある。
それは。
ええ!大福の中にまるごとみかんが!
この人気の和菓子が生まれた場所
は。
本州と四国を結ぶ、しまなみ街道
の入口、
愛媛県今治市。
創業67年の老舗和菓子店、清光堂。
ここにみかん大福を考案した人物
が。
「こんにちは」「こんにちは。い
らっしゃいませ」
「ビルさんですか?」
「はい、リオングレロー・ビルです」
「日本に恋しちゃった」外国人。
二人目は、アメリカ、グアム出身の
ビル・リオングレローさん、58
歳。
こんなとっても陽気なビルさんが
恋しちゃったのは、
日本が世界に誇る食文化、和菓子。
舟をかたどった椀舟最中は、
北海道産のじっくり煮込んだ小豆
に、
シソ風味を加えた、
他にはないこだわりの一品。
梅の実をまるごと包んで焼き上げ
た、
七折小梅も看板商品の一つ。
そして、売れに売れているのが、この、みかん大福。
多い日には、1日1000個も売
れるという、大ヒット商品。
この日もお客さんが続々と。
こちらはわざわざ岡山から。
みかん大福は、デパートの物産展
にも並ぶなど、
今や、全国で大人気。
その作り方を、ビルさんが特別に見せてくれた。
まず、手のひらに皮となる求肥を
乗せ、その上に白あんを。
そこへ、みかんを丸ごと乗せて包
む。
完成までは、およそ20秒。
いや~、見事な手さばき。
様になってますね。
でも、どうしてビルさんは、和菓子に恋しちゃったのか?
ビルさんは日本に来る前、
グアムで救急救命士として働いていた。
そして、35年前、
旅行でグアムを訪れた智恵さんと、運命的な出会いを。
大恋愛の末、二人は結婚。
グアムで新たな生活をスタートさせる。
子ども二人が生まれ、ずっとグア
ムで暮らすつもりだったが、
17年前、
愛媛で和菓子店を営んでいた智恵さんの父、
光俊さんが倒れてしまったのだ。
その時、ビルさんは。
お義父さんの力になりたい。
ビルさんは、救急救命士を辞める決意を。
ところが、妻の智恵さんは。